JAMSTEC北極航海ブログ

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海を調べる(1) 係留系

記事更新日:
2011年10月14日
2011.10.12

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ヒーリー号がダッチハーバーを出港して1週間経ちました。北緯71度まで北上し、アラスカの沖まで来ています。9月までは穏やかな天気の日が多い北極海も、10月には太陽が出ている時間が日に日に短くなり、寒い日が多くなってきます。今日は、気温は氷点下2度まで下がりました。

ヒーリー号では、様々な機械を使って、海の中を調べる観測をしていますが、昨日、今日は、係留系の回収、設置が行なわれました。係留系とは、海底に錘を沈めて、その上に浮き玉と海の流れや海水の成分を測るセンサーをつけて、数ヶ月~一年間、連続で測定する観測のことです。北極海は、冬~春は、厚い海氷で覆われてしまうため、砕氷船であってもなかなか近づくことはできませんが、係留系では、船が行けない時期のデータも取れる利点があります。

写真は、昨年の9月から1年間海の中にあった係留系を、船に引き上げているところです。1年前に海の中に置いてきた機械たちとの嬉しい再会ですが、鉄製の大きな浮き玉をクレーンで吊るして引き上げるに大掛かりな作業なので、緊張が高まります。

伊東

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