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2010年「みらい」北極航海で観測された巨大暖水渦と生態系へのインパクト

記事カテゴリ:
ニュース, 成果報告
記事更新日:
2011年8月31日

 北極海総合研究チームの西野茂人技術研究主任、伊東素代技術研究主任、川口悠介ポスドク研究員らは、2010年海洋地球研究船「みらい」北極航海(MR10-05、首席研究者:伊東)において、直径100kmを超える巨大な海洋の渦をアラスカ沖のカナダ海盆で発見し、その詳細な観測を世界で初めて行いました。
 観測の結果、1) この渦は北極海では珍しい巨大な渦であり、陸棚起源の栄養分 (アンモニア)に富み、水温が周り (0ºC前後)より高い (最高で +7ºCにも達する)海水からできていること、2) 栄養分が乏しいカナダ海盆の表層にこのような渦が栄養分を運ぶことで海盆域の生態系に影響を及ぼしていることを世界で初めて観測し、その実態を明らかにしました。
 この成果は、米国地球物理学連合発行の学術誌 Geophysical Research Lettersに 8月 26日付けで掲載され、JAMSTECからもプレスリリースされました。

プレスリリース

Nishino et al. (2011), Geophys. Res. Lett., 38, L16602, doi:10.1029/2011GL047885.

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