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モンゴル東西・準リアルタイムARGOS-ACOS観測システムを展開

記事カテゴリ:
トピックス
記事更新日:
2012年11月 8日

陸域環境変動研究チームは、モンゴル気象水文環境研究所(Insttitute of Hydrology, Meteorology, and Environment: IMHE)との共同研究として、2012年9月~10月のモンゴル観測にて、陸域気候観測システム(ACOS:Automatic Climate Observation System)のアルゴス(ARGOS)衛星を用いたデータ転送による準リアルタイム観測を設置、運用を開始しました。

今回設置した観測点は、モンゴルで最も標高が高い地域である、最西部アルタイ山脈のポターニン氷河観測点(Potanin, 標高3565m)と、逆に最も標高が低い地域である、東部ヘルレン川流域のブルガン観測点(Bulgan, 標高760m)です。これに2011年10月から試験運用していた、ウランバートル近郊のナライハ観測点(Nalaikh, 標高1422m)を合わせ、3地点で東西の気象および陸面状態の準リアルタイムモニタリングが、本年10月下旬から開始されました。

観測値はデータロガーに10分毎に記録されると同時に、1時間に1回アルゴスメッセージを作成し、受信機に受け渡されデータが転送されます。モンゴルの緯度帯では1時間に1回程度でアルゴス衛星が通過しており、その際にアルゴスメッセージが送信され、その後はアルゴスデータ処理センターがデータの復元処理を行い、インターネットを通じてデータが配信されます。観測から約1-2時間の時間差でデータが受信されます。

現在運用を開始した準リアルタイムデータは、IMHEとの共同研究として現地気象状況の解析などに速やかに利用されるとともに、モンゴル全体の気象状況の監視と大気データ解析の検証として、今冬の積雪状態や日本へも到達する寒気移流(モンゴルでは寒害"ゾド")状況の監視などに利用される予定です。

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