環境影響評価(環境アセスメント)には開発を制限する力もあるが、同時に環境への負荷を最小にしながら開発を進めるための道具である。その基本には、生態学の知識と調査研究の技術がある。評価する環境にどのような生態系が存在しているのかを知り、精緻な調査データから変動の傾向を予測する。その成果は「資源に対する社会の期待」と「開発による生態系擾乱への懸念」との間に立つための拠り所となり、さらにはより影響を少なくする方策を提案することにもつながるはずである。
このセミナーでは、熱水生態学の最新の知識と調査研究の技術の一端について紹介をし、熱水生態系での環境影響評価に最適な手法について議論を交わしたいと考えている。
| 13:00-14:00 | 熱水生態学の講義 「熱水活動に関する既往知見から導かれる概念的理解と伊平屋北掘削事後調査による実践的理解の必然的一致が突きつける環境影響評価の本質的課題」 川口慎介(JAMSTEC) |
| 14:00-15:00 | 環境調査の講義 「熱水活動域での環境調査の実際」 三輪哲也(JAMSTEC) |
| 15:00-16:00 | 議論 「熱水生態学を基礎にした環境影響評価を考える」 司会:山本啓之 |
海底資源研究プロジェクト
山本 啓之 kyama@jamstec.go.jp
渡部 裕美 hwatanabe@jamstec.go.jp