パイロット
運航チーム


高い水圧がかかる深海を何回も往復する潜水船にとって、日々の点検整備は欠かせません。航海中は潜航の前と後には必ず点検をして、異常のないことを確認しています。さらに1年に1回、母港の整備場でオーバーホール(年次整備工事)を行っています。このオーバーホールは、潜水船からほぼ全ての機器を取り外して徹底的に整備する大規模なもので、約3ヶ月かけて入念に整備を行います。
「しんかい2000」「しんかい6500」を通してこれまで無事故で潜航調査を行ってこられたのは、こういったスタッフの不断の努力と安全への妥協のない姿勢のお陰です。
「しんかい6500」は十数名のスタッフ(運航要員)からなる運航チームによって運航されています。運航チームは常に潜水船と行動を共にし、調査航海中は「よこすか」に乗り組み世界中の海へ赴き、母港に陸揚げしたときは母港の整備場で点検整備にあたり、1年のほとんどを潜水船と共に過ごします。
潜水船の船長をパイロットと呼びますが、飛行機のパイロットとは大きく異なり、潜水船のパイロットになるためには、まずは整備から始めます。潜水船の点検や機械の整備を通じてシステム全体を理解しない限り、パイロットの訓練へは進めません。訓練カリキュラムに従って2~3年程度整備業務を経験し数回の訓練ダイブを経て、ようやく船長補佐(コパイロット)として潜航できるようになります。ここから先は常に本番、実地で先輩船長から指導を受けつつ、幾多の調査潜航を経験しながら成長していくことになります。そうして晴れて船長になるまでには、運航チームに入ってから概ね7~8年程度かかります。
2004年4月より、運航チームを含めた「しんかい6500」の運航・管理業務は、日本海洋事業株式会社に委託されています。
メンバー紹介【2013年4月1日現在】
- 司令(運航チーム総括)
櫻井 利明 - 潜航回数:
- 431回
- 初潜航:
- 1982.4.9 相模湾
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- 副司令
千葉 和宏 - 潜航回数:
- 272回
- 初潜航:
- 1995.5.13 駿河湾
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- 副司令
佐々木 義高 - 潜航回数:
- 258回
- 初潜航:
- 1990.3.14 駿河湾
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- 潜航長
飯嶋 一樹 - 潜航回数:
- 243回
- 初潜航:
- 1990.6.19 駿河湾
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- 一等潜技士
植木 光弘 - 潜航回数:
- 11回
- 初潜航:
- 1997.4.15 南海トラフ
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- 一等潜技士
大美賀 忍 - 潜航回数:
- 1回
- 初潜航:
- 2012.12.14 伊豆小笠原・海溝
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- 整備長
松本 恵太 - 潜航回数:
- 337回
- 初潜航:
- 1994.7.7 日本海
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- 二等潜技士
植木 博文 - 潜航回数:
- 246回
- 初潜航:
- 1992.3.28 駿河湾
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- 二等潜技士
鈴木 啓吾 - 潜航回数:
- 28回
- 初潜航:
- 2009.4.13 沖縄
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- 航法管制長
石川 暁久 - 潜航回数:
- 32回
- 初潜航:
- 2009.3.26 南西諸島
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- 二等潜技士
齋藤 文誉 - 潜航回数:
- 66回
- 初潜航:
- 2007.6.17 駿河湾
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- 二等潜技士
大西 琢磨 - 潜航回数:
- 42回
- 初潜航:
- 2007.3.9 南西諸島
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- 二等潜技士
片桐 昌弥 - 潜航回数:
- 16回
- 初潜航:
- 2010.4.11 相模湾
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- 三等潜技士
田山 雄大 - 潜航回数:
- 17回
- 初潜航:
- 2010.4.7 駿河湾
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- 二等潜技士
池田 瞳 - 潜航回数:
- 17回
- 初潜航:
- 2010.4.10 相模湾
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