二等潜技士
飯島 さつき
- チームでの主な担当
- 整備
- 趣味
- クライミング
- これまでの潜航回数(「しんかい2000」を含む)
- 12回
- 初潜航とそのときの感想
-
2017.4.7 YK17-07 DIVE#1482相模湾初島南東沖(1200m)
着底すると霰サイズのマリンスノーが深々と降り注いでいた。視程3m、底質は泥。海洋生物が海底に潜り込む姿から未固結な泥である事が分かった。懸濁物に紛れる未成魚、死角にいる生物の一瞬の動きなど、水中カメラでは撮り逃してしまう光景がいくつも広がっており、海底を身近に感じさせた。時折露頭が見え、潜水船を飛び出して海底を散策したいと思った。
- 印象に残る潜航
- 2017.4.17 YK17-07 DIVE#1491相模湾初島南東沖(1200m)
初潜航と同じ海域で航走・着底・マニュピレータの操作訓練を実施した。着底訓練では惰性でポイントを通り過ぎてしまい狙い通りに航走を停止し着底する事が出来ず何度も泥を巻き上げてしまい苦戦した。観察者側の覗き窓を意識し海底観察可能な高度と速度で安定して航走し、目標物に対して正確に止まるなど、安全と迅速かつ的確な判断と思いやりが必要な仕事であると改めて実感した。
- 自分にとって「しんかい6500」とは?
- 世代や専門分野を超えて人と繋がる事の出来る仕事であり、想像力を掻き立て、活力をくれる船。
- パイロットをやっていて良かったと思う瞬間
- パイロットになった後の目標が幾つか有るので、その目標を1つ1つ達成する度にやっていてよかったと思うのではないかと思う。
- 次世代機に希望すること
- 観察者3名:潜技士:2名の5名乗り、露頭に取り付くための脚(格納式)