サイト地震動 site-specific ground motion

サイト地震動プロジェクトとは、巨大地震の波動伝搬シミュレーションを使って各地点の地震動を評価し、
重要構造物の設計や政策の制定・実施などに役立てることで、社会実装・活用を進めるプロジェクトです。
ここでは、地震波動伝搬を解析する大規模並列有限要素法コードE-waveFEMにて活用する、
海域・陸域の地殻構造モデルのデータベースを公開しています。

・海域・陸域の地殻構造モデルのデータベース

VAiとは、様々なニーズに適合した情報を創生し、広く発信することで、政策的課題の解決や持続的な社会経済システムの発展に貢献することを目指すことです。

• サイト地震動評価の提供

  地殻構造1次データベースから対象地域の解析用に加工された2次データ（4DVE）を基にE-waveFEM(NAMR)により、想定された地震が引き起こす重要構造物での地震動（サイト地震動評価）を出力します。 提供先は重要構造物の耐震性評価の高度化技術としてインフラ企業や広域地震動評価の高度化技術として公的機関（内閣府防災等）が挙げられます。

NAMRとは数値解析リポジトリです（数値解析手法群：人工知能,スパースモデリング,有限要素法,粒子法,検証手法）

• E-waveFEM

  地震波動の伝播過程を高解像度で解析する大規模非線型並列有限要素法コードです。

  

  大規模並列有限要素法コードE-wave FEMによる計算例

• 2次データの自動構築プログラム

4DVEとは、解析データに時間変動も含めてマッピングし、ユーザ⾃らがシームレスに組み合わせて情報を取り出せるようなシステムを開発・整備します。通称４次元仮想地球と呼ばれます。

• 地殻構造1次データベースの生成

  観測値に基づく海域・陸域の地殻構造モデルのデータベース
  
  ・海域・陸域の地殻構造モデルのデータベース

  

  陸・海域地震波速度構造モデルデータ