母校訪問プロジェクト第15弾
神戸高等学校(兵庫県)へ訪問編
研究系職員(20年目)豊福さん

第15弾として、超先鋭研究開発部門で生命地球科学・実験微古生物学の研究をすすめる豊福高志さん(20年目※2022年現在)が、母校の神戸高等学校のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)特別講義で高校1~2年生へ講演を行いました。
講演タイトル「神戸高校合唱部員が砂を作る生物の研究者になってサッカークラブとコラボした!?」の意味を、人生の分岐点で起きる様々な「出会い」をもとに説明しました。また、海洋に住む小さな生物「有孔虫」が炭酸カルシウムの殻を構築する過程を解明する研究取組みを分かりやすく解説しました。
合唱部に熱中した高校時代、科学に憧れを育んだ大学時代、研究者となるきっかけとなる阪神・淡路大震災、顕微鏡の世界だけにとどまらず様々なつながりで広がったコラボレーションの経緯など、自身の半生から研究者の幅広い仕事内容に至るまで、盛りだくさんのエピソードを交え紹介しました。
「経験を豊かにし、やりたい事の選択肢をたくさん持って、可能性を広げてほしい。」
豊福さんから後輩へ大切に届けたいメッセージが詰まった90分の講演となりました。
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- JAMSTECの研究について紹介する豊福さん
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- 豊福さんが生徒さんへ質問する様子
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- 顕微鏡下の環境を可視化について説明の様子
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- 講演に参加の高校1~2年生のみなさん
VOICEアンケートにご協力いただいた生徒のみなさんからの
感想を紹介します!
- 有孔虫などの小さな世界の生物の中に、気温変化の記録などの大きな情報が詰まっていて面白いと思いました。これからいろいろな分野の勉強をしてみたいです。
- JAMSTECについてはじめて知って、もっと知りたいなと思ったし、楽しそうだなと思いました。
- 地球を駆け回って研究できることに魅力を感じました。海であるからこそいろんなところに行けると思いました。
- 研究所とか海の研究は楽しそうだなと興味が湧きました。1つの研究所で様々な分野の研究が行われていて、魅力があるなと思いました。
- しんかい6500には、横浜のときに科学館でしくみについて知れたことがあったので、今回の特別講義でその時のこととつながったのでとても良かった。有孔虫の大きさを知りたい。
- 有孔虫や海底についての知識や、今後研究者として何をすべきかなどを学べてよかったです。イベントやコラボに力を入れているのもいいと思いました。
- 海は生命の誕生の場所なので聞くことができてよかった。