母校訪問プロジェクト

母校訪問プロジェクト第16弾

カリタス女子中学高等学校(神奈川県)へ訪問編

技術スタッフ(13年目)長井さん

写真1

第16弾として、超先鋭研究開発部門で深海生物をはじめ様々な生き物の飼育を担当し、有孔虫の研究も行う長井裕季子さん(13年目※2023年現在)が、母校のカリタス女子中学高等学校の高校1年生約170名に向け「みんなが知らない海洋研究の世界」と題したオンラインの講演を行いました。

講演では、研究対象の深海生物の水槽を画面に映しながら飼育方法について説明、サブカメラでは研究所前の海や、ラボの顕微鏡から有孔虫を映し出すなど、海洋研究の仕事をリアルに紹介することができました。

大学院卒業後わけあって一般企業で働くも、あきらめず持ち続けた「研究への思い」が実り、JAMSTECで今、仕事ができていること。JAMSTECで働きながら別の大学院で学び直し、研究の世界がさらに大きく広がったこと。学生時代からの様々な転機や出会い、出来事なども交え、研究職までの道のりを分かりやすく伝える内容となりました。

生徒の皆さんからは、進路を考えるきっかけになった、夢を持ち続けることの大切さを感じた、など、たくさんの感想が寄せられました。

VOICEアンケートにご協力いただいた生徒のみなさんからの
感想を紹介します!

  • 研究室の中が見れて面白かったです。カニが脱皮するのを初めて知りました。こういう分野もあることがわかってよかったです。
  • 今回普段自分が関心を持たないことに関する講演を受けたが、深海には謎がいっぱいで、日常的に見ることのない生き物の話を聞くことができて、面白かった。実際深海の様子や生き物の様子を見ることができて新鮮だった。海外での学会の発表などへ参加していることがすごいと思った。
  • 私たちが、SDGsの問題の解決に貢献するには、ペットボトル削減などの小さなことしかできないけれど、JAMSTECの方々は本当に貢献できることをたくさんしていてすごいなと思った。
  • 海洋系に進んだらどんな職に就けるのかと思っていたが研究職という職を教えてもらってそのような進路もあるのだなと思った。進路の参考になった。海が好きなのですごく楽しかった。
  • 私にはあまり馴染みのなかった分野だったので今回の講演を聞いて貴重な経験になりました。また、自分の夢を貫き通すということから将来のことを考えるにあたり参考になりました。素敵な講演をありがとうございました。
  • 1つの分野を深く研究し続けることは、その分野を深く知ることができるので、文理問わずやってみたいと思いました。研究職が進路の志望候補に入りました。
  • 好きなことを仕事にすることの大切さを感じました。今無理そうだと思えるようなことでも、自分も将来好きなことを仕事に出来たら良いなと思います。