代表「砂」PLAYER

若狭かき殻石灰砂福井県

図1.トースターで両面を約15分ずつ焼いた様子
図2.トンカチで殻を割る様子
図3.すり鉢ですって完成したかき殻石灰砂

概要

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応募者が付けた代表砂の名前
(学術名ではない)
名前
若狭かき殻石灰砂
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学術的な分類名
砂・岩石の種類
かき殻
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代表砂が採取された
おおよその場所
産地・発見場所
福井県小浜市阿納尻の商店から頂いた牡蠣殻を、福井県立大学小浜キャンパス構内で砂に加工しました。

岩石物性

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粉末線X線回折による分析で
同定した構成鉱物
構成鉱物
方解石(91)Mg方解石(9)
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乾燥粒子密度
(ヘリウムピクノメターで体積を測定、
電子天秤で質量を測定)
密度(g/cm^3)
3.18
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送付された状態で測定した
粒径:比較的粗い粒子はフルイによる分類、
細かい粒子はレーザー回折散乱法により測定
粒径(μm):天然
483
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実験用に調整した粒子の粒径
粒径(μm):実験
更新予定
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手作りの安息角測定装置で測定した安息角
安息角(度)
更新予定
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代表砂の情報
(応募者からの情報をもとに掲載)
特徴
若狭かき殻石灰砂は、小浜湾で養殖されている「若狭かき」の殻を細かく砕いて作る砂である。以前とある番組で、北海道ではホタテの殻を焼き、砕くことで、雪道における滑り止めの有機石灰として用いられていることを知った。そこで私達は、特産品である若狭かきなら滑りにくい砂が作れるとともに、甲子園出場を通して小浜をPRできるのではないかと考えた。
国土交通省の資料によると、牡蠣殻の内部摩擦角は砂と同程度かそれより大きいとされ、また、密度が大きいほど内部摩擦角(せん断抵抗角)は大きくなることが示されていた。このことから、細かく粉砕した方が密度が大きくなり、より滑りにくくなると考えた.そこで、次のように砂を作った。
牡蠣殻は、小浜市内で鮮魚や海産物を取り扱う商店から頂いた。まず、牡蠣殻を石灰化するため、汚れをきれいに洗い落としてからトースターで両面を約15分ずつ焼いた(図1)。その後、トンカチで殻を割り(図2)、ある程度細かくなったところでふるいにかけて粗い部分を取り除いた。粗い部分は、すり鉢ですったり、トンカチでさらに細かく粉砕したりすることで、粒の大きさをできるだけそろえ、完成とした(図3)。

応募者

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代表砂を応募した個人・団体
応募者
福井県立大学 遊狩漁部 牡蠣殻班
団体・個人HP なし
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応募者の甲子園にかける意気込み
意気込み
試行錯誤すること一度、二度、サンド。砂は止まれど、私たちの思いは止まらない!!!

採取地