代表「砂」PLAYER

室戸岬先端の斑糲岩の砂高知県

斑糲岩

概要

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応募者が付けた代表砂の名前
(学術名ではない)
名前
室戸岬先端の斑糲岩(はんれいがん)の砂
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学術的な分類名
砂・岩石の種類
斑糲岩
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代表砂が採取された
おおよその場所
産地・発見場所
室戸市室戸岬町高浜(国定公園エリア外の転石)

岩石物性

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粉末線X線回折による分析で
同定した構成鉱物
構成鉱物
斜長石(80)輝石(20)
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乾燥粒子密度
(ヘリウムピクノメターで体積を測定、
電子天秤で質量を測定)
密度(g/cm^3)
2.98
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送付された状態で測定した
粒径:比較的粗い粒子はフルイによる分類、
細かい粒子はレーザー回折散乱法により測定
粒径(μm):天然
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実験用に調整した粒子の粒径
粒径(μm):実験
239
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手作りの安息角測定装置で測定した安息角
安息角(度)
更新予定
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代表砂の情報
(応募者からの情報をもとに掲載)
特徴
室戸岬の先端付近でみられる斑糲岩。今から約1400万年前にまだ海底下にあった付加体に斑糲岩マグマが貫入して形成された。度重なる大地震による隆起の結果、陸上に広く露出するようになった。鉱物がキラキラと輝く斑糲岩は、この地で修業したともされる空海(弘法大師)が、修行の邪魔をする妖怪を、海岸の岩を光らせることによって追い払った伝説になぞらえて、明星石とも呼ばれている。また、空海が嵐から母を守るため、法力をもって岩を捻じ曲げ洞窟を作り、母を避難させたとされる「捻れ岩」も、斑糲岩である。

室戸ジオパークと室戸高校の合同チームとして、室戸岬先端の斑糲岩(の砂)くんを推薦します。彼は約1400万歳という室戸では比較的若手にあたりますが、地質面でも文化面でも大活躍してくれている「二刀流」の選手です。表面上は神経質そうな細かな部分(細粒)も見受けられますが、芯の部分では荒々しい力強さ(粗粒)を持っています。この芯の部分でのすべりにくさは伊達ではないと確信しています。是非そこを評価いただきたいと思います。また、彼を見るためだけに室戸ジオパークを訪れる熱心なファンもいます。そうしたファンの思いや、室戸高校の授業内で行われた予選会で惜しくも敗れてしまった砂岩や泥岩、ホルンフェルス達の思いものせて、法力を得た斑糲岩くんが甲子園で大活躍してくれることを願っています。

応募者

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代表砂を応募した個人・団体
応募者
室戸高校×室戸ユネスコ世界ジオパーク
団体・個人HP https://www.muroto-geo.jp
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応募者の甲子園にかける意気込み
意気込み
2007年の春の選抜で室戸高校はベスト8だったので、本大会ではその時以上の成績を残したい!

採取地