代表「砂」PLAYER

舞鶴帯、島根県津和野コンプレックスの
花崗片麻岩(約27億年前)の「砂」島根県

処理した砂

概要

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応募者が付けた代表砂の名前
(学術名ではない)
名前
舞鶴帯、島根県津和野コンプレックスの花崗片麻岩(約27億年前)の「砂」
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学術的な分類名
砂・岩石の種類
-
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代表砂が採取された
おおよその場所
産地・発見場所
島根県鹿足郡津和野町部栄

岩石物性

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粉末線X線回折による分析で
同定した構成鉱物
構成鉱物
石英(62)斜長石(18)硫酸鉄(18)コランダム(1)
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乾燥粒子密度
(ヘリウムピクノメターで体積を測定、
電子天秤で質量を測定)
密度(g/cm^3)
更新予定
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送付された状態で測定した
粒径:比較的粗い粒子はフルイによる分類、
細かい粒子はレーザー回折散乱法により測定
粒径(μm):天然
139(応募者により50-500 μmに処理)
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実験用に調整した粒子の粒径
粒径(μm):実験
更新予定
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手作りの安息角測定装置で測定した安息角
安息角(度)
更新予定
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代表砂の情報
(応募者からの情報をもとに掲載)
特徴
島根県津和野地域の舞鶴帯中には、約25億年前の花崗片麻岩、約18.5億年前の花崗岩類、苦鉄質岩類、メタコーツァイトなどからなる花崗岩複合岩体(津和野コンプレックス)が含まれます(木村ほか,2019,地質雑,125,153-165)。最近新たに広島大学の早坂准教授らとの研究グループで、この花崗片麻岩の一部が日本最古となる約27億年前の固結年齢(約18.6億年前に変成)を持つことを報告しました(Kimura et al., 2021, EPSL, 565, 116926)。砂は花崗片麻岩を油圧プレス・メノウ製振動ミルで細粉化したのち、ジルコン分離をして微細粉末を取り除き重鉱物を分離した残りの粉末。
日々岩石の放射年代測定のために、岩石試料を人工的に「砂」にしてジルコン粒子を分離しています。砂も元々はどこかで岩石だったものであり、岩石を扱っている私にとっても身近なものです。日本列島に露出する岩体として唯一太古代の年代を持つことが判明している舞鶴帯津和野コンプレックスの花崗片麻岩。まさに太古の昔から生き残ってきた日本最古の岩石は、果たして砂となってもすべらない砂甲子園で勝ち残ってくれるのか?元岩石であった「砂」の甲子園を盛り上げることが出来るのではと思い、推薦いたします。

応募者

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代表砂を応募した個人・団体
応募者
木村光佑
団体・個人HP なし
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応募者の甲子園にかける意気込み
意気込み
どのような結果となるか予想もつきませんが、とにかく楽しみです。勝利報告が聞けることを願ってます。それでは、対戦よろしくお願いします!!

採取地