代表「砂」PLAYER

ミクロ砂団子特別枠(関東)

直径10ミクロンほどの丸い砂団子
直径10ミクロンほどの丸い砂団子

概要

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応募者が付けた代表砂の名前
(学術名ではない)
名前
ミクロ砂団子
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学術的な分類名
砂・岩石の種類
粘土
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代表砂が採取された
おおよその場所
産地・発見場所
茨城県つくば市並木1-1

岩石物性

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粉末線X線回折による分析で
同定した構成鉱物
構成鉱物
スメクタイト
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乾燥粒子密度
(ヘリウムピクノメターで体積を測定、
電子天秤で質量を測定)
密度(g/cm^3)
3.35
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送付された状態で測定した
粒径:比較的粗い粒子はフルイによる分類、
細かい粒子はレーザー回折散乱法により測定
粒径(μm):天然
7.5(砂一粒は直径10ミクロンほどの丸い砂団子)
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実験用に調整した粒子の粒径
粒径(μm):実験
7.5(砂一粒は直径10ミクロンほどの丸い砂団子)
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手作りの安息角測定装置で測定した安息角
安息角(度)
更新予定
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代表砂の情報
(応募者からの情報をもとに掲載)
特徴
砂一粒は直径10ミクロンほどの丸い砂団子です。原料は合成したスメクタイト(粘土鉱物の一つ)で外径30ナノメートル程の小さな結晶です。スメクタイトはカフェインを始めとして様々な物質を吸着する性質があります。このような球にすると、カラムに詰めて使うことのでき、扱いやすい材料となります。

幼いころにつくった砂団子を、どこまで小さくできるでしょうか?まずそもそもの原料が小さくないと丸くはなりません。そこで、砂に含まれる粘土に着目しました。粘土の結晶は小さいもので数十nmの大きさになります。そこでそれを丸めてみたところ、写真のような砂団子ができました。丸い砂粒は簡単に滑りそうですが、本当にそうでしょうか?表面はナノメートルの凸凹があります。シリカ球のように固くはないので、簡単につぶれてしまうかもしれません。ぜひ実験ですべるかすべらないかを検証して欲しいです。

応募者

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代表砂を応募した個人・団体
応募者
粘土研究グループ(NIMS)
団体・個人HP https://www.nims.go.jp/research/group/functional-clay/
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応募者の甲子園にかける意気込み
意気込み
粘土の粘りに期待しています!

採取地