代表「砂」PLAYER

菱刈金鉱山含金石英脈特別枠(九州ブロック)

含金石英脈(菱刈金鉱山山田鉱床友泉脈)

概要

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応募者が付けた代表砂の名前
(学術名ではない)
名前
菱刈金鉱山含金石英脈
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学術的な分類名
砂・岩石の種類
石英脈
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代表砂が採取された
おおよその場所
産地・発見場所
菱刈鉱山(鹿児島県伊佐市菱刈前目)

岩石物性

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粉末線X線回折による分析で
同定した構成鉱物
構成鉱物
石英(79)アルカリ長石(21)
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乾燥粒子密度
(ヘリウムピクノメターで体積を測定、
電子天秤で質量を測定)
密度(g/cm^3)
2.57
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送付された状態で測定した
粒径:比較的粗い粒子はフルイによる分類、
細かい粒子はレーザー回折散乱法により測定
粒径(μm):天然
-
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実験用に調整した粒子の粒径
粒径(μm):実験
277
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手作りの安息角測定装置で測定した安息角
安息角(度)
更新予定
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代表砂の情報
(応募者からの情報をもとに掲載)
特徴
菱刈金鉱床は、1981年に金属鉱業事業団(現JOGMEC)によって発見されたワールドクラスの金鉱床で、1985年から住友金属鉱山株式会社が操業を行っている。鉱石1トン当たりの金含有量は30~40グラムと世界最高品位(世界平均の約10倍)を誇る。残存埋蔵量+既採掘量は約400トンと言われ、1995年には、それまで我国最大の産金量を誇った新潟県佐渡金山(83トン)を抜き日本一となった。菱刈金鉱床は低硫化型浅熱水性金鉱床に区分され、天水起源の熱水から石英と共に沈殿した含金石英脈(金鉱石)である。採掘された鉱石は住友金属鉱山株式会社東予製錬所で銅製煉の溶剤として使われ、金は最終的に精錬残渣から回収されている。
応募者は菱刈金鉱床発見当時、金属鉱業事業団調査チームのメンバーの1人で大発見の感動を味わうことが出来た。菱刈金鉱山が日本一の金鉱山であるとともに、同鉱山の浅熱水起源含金石英脈構成粒子が日本一滑らない砂であることを期待したい。

応募者

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代表砂を応募した個人・団体
応募者
中山健(高知大学海洋コア総合研究センター)
団体・個人HP なし
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応募者の甲子園にかける意気込み
意気込み
謙虚にもう一つ日本一の勲章を! 金が多いと滑りやすくなるかな?

採取地