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気候モデル高度化研究プロジェクトチーム

変化する地球環境を予測し、社会の関心に応えます

人間活動がもたらす地球温暖化が、私たちの生活に様々な影響を及ぼすことが懸念されています。海洋研究開発機構では、地球温暖化予測に関する文部科学省事業「統合的気候モデル高度化研究プログラム」の一部を受託し、事業推進の中核として「気候モデル高度化研究プロジェクトチーム」を設置しました。計算機シミュレーションモデルによる予測情報の創出と発信のため、地球温暖化予測に早くから利用されてきた大気海洋結合大循環モデル、および、二酸化炭素の排出や森林伐採など人間活動を直接取り扱うことのできる地球システムモデルの開発を続けます。開発したモデルを用いて取り組む問題は、温暖化により異常気象がどう変化するか、また、温暖化を適切に抑えるためには二酸化炭素の排出量をどの程度削減する必要があるのか、など社会的にも関心の高い問題です。地球温暖化問題に関係する科学者たちの国際的な枠組みにも積極的に関与し、2021年に予定されている気候変動に関する政府間パネル第6次評価報告書、ひいては気候変動枠組条約の実施に、日本から貢献します。加えて、得られた結果が、地球温暖化の緩和抑制や適応など、様々な分野で役立てられるよう、他研究機関とも連携してシミュレーションデータの効率的な配信にも取り組みます。こうした活動の成果が、変化する地球環境の中で日々の生活の質の維持・向上をどのように達成するか、考える材料となることが私たちの願いです。

気候モデル高度化研究プロジェクトチーム
プロジェクト長 河宮 未知生

2019/03/01
統合的気候モデル高度化研究プログラム
平成30年度研究成果報告会(要登録)
公開シンポジウム「地球温暖化なんて他人事だと思っていませんか?」(要登録)
(開催日:3/15)
2017/11/21
【地球システムモデル開発応用ユニット】特任研究員もしくは特任技術研究員公募について
2017/11/01
【地球システムモデル開発応用ユニット】研究支援パートタイマー公募について
2017/06/22
気候モデル高度化研究プロジェクトチームのホームページを公開しました