世界各国が手を取り合い、アルゴの冒険は加速する!

アルゴ計画は国際的なプロジェクトであり、世界各国のアルゴ計画代表者が集まる国際アルゴ運営チーム(AST)によって自律的に運営され ています。アルゴ計画の「要」ともいえるデータの取り扱いは、ASTの助言のもと、アルゴデータ管理チーム(ADMT)がそのフォーマットと品質管理の方 法を国際標準化し、配信しています。アルゴ観測の全体を見守り、フロート関連の情報を集めたり交換したりする場所としては、国際アルゴ情報センター (AIC)が設置され、活動をしています。アルゴ計画は、ユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)、世界気象機関(WMO)といった国際機関が推進する、 「全球海洋観測システム」(GOOS)および「地球気候観測システム」(GCOS)の主要な計画として位置付けられています。計画の開始当初から、「気候 変動及び予測可能性研究計画」(CLIVAR)と「全球海洋データ同化実験」(GODAE)の支持も受けています。世界各国では、これらの国際的な枠組み のもと、フロート投入、フロート技術、データ品質管理、研究なども含めてアルゴフロートの展開を行っています。ギリシャ神話で各国の勇士50人が乗り込み 冒険に旅立ったアルゴ船のように、現在のアルゴ計画も世界各国から優秀な機関・人材の協力を得て進められているのです。



写真・図は以下の機関・研究者・写真家から提供されております。

Carol Brieseman, Rob Murdoch (NIWA, New Zealand)
Cindy Velthuizen (New Zealand)
Thomas Mtonsi (SAEON, South Africa)
Tamaryn Morris (BCRE, South Africa)
M.Ravichandran (INCOIS, India)
Carolyn Scheurle, Hervé Claustre (LOV, France. Educational site: mon océan & moi)
Argo Information Center (AIC, JCOMMOPS)