ちきゅうレポート
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この2週間、いろいろありました2012年04月16日

出航からこの2週間、船上には嵐が来たり、機器の調整が続いたりといろいろありましたが、今日の夕方(4/13 金曜日!)やっと最初の掘削工程となる、20インチケーシングの海中への降下が始まりました。



20インチケーシングパイプを海底まで運ぶランニングツール





ふぅ、やっとスタートラインについた!という心境です。

荒天に揺られた数日、その後のこう着状態。乗船している研究者の顔も日増しに厳しくなって来ていた、このところでした。

ドリルフロアではエンジニアやドリラーの人々は必死に働いています。もちろん研究者達はその働きをリスペクトしています。もちろんリスペクトしていますが、研究チームのサポートを統括する私としては、はやくデータが見たい、サンプルを採りたい!と気がはやる研究者たちの心の中で、なかなか簡単に物事が進まない現実に対する欲求不満がつのってくるのが肌で感じられるこのところでした。



風速40m/s近い嵐もやってきたりと。




毎朝の全体研究会議でオペレーションの進捗状況を報告するのが、日に日に辛くなる毎日。でも私が笑顔を忘れたらダメなんだと、なんとかみんなを笑わせて・・・と四苦八苦。

もちろん、この先にもいろいろな事が待ち構えているはずです。ひとつひとつそれを越えてゴールを目指す、まぁそれが航海の醍醐味かな?と言えるのも、とりあえずスタートラインに立てたからですね。




毎朝のジョークを考えるのが日課


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