デイリーレポート
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【第326次研究航海 デイリーレポート】

August

8.20, 2010
Day:37

天候:晴れ
ロケーション:清水港

3:30hrs、全孔井作業を終了し清水港への移動を開始し、20:00hrs 清水港へ無事着岸しました。これにより Expedition 326 は本日24:00hrsをもって終了いたしました。皆さんのご支援、ありがとうございました。

8.19, 2010
Day:36

天候:晴れ
ロケーション:サイトC0002ホールF、南海トラフ

ドリルパイプの揚管を終えた後、23:30hrsに孔口部にキャップを取付け、本航海における全孔井作業を完了しました。「ちきゅう」は清水港への移動を開始しました。

8.18, 2010
Day:35

天候:晴れ
ロケーション:サイトC0002ホールF、南海トラフ

セメンチング(孔壁とケーシングの間をセメントで固定する作業)を完了しました。ドリルパイプを船上に揚管しています。この後、孔口部にキャップを取付け、清水港への移動を開始する見込みです。

8.17, 2010
Day:34

天候:晴れ
ロケーション:サイトC0002ホールF、南海トラフ

「ちきゅう」は掘削サイトへ移動し、14時15分に掘削孔内へ20インチケーシングパイプをリエントリーしました。孔内への降下を完了し、セメンチング(孔壁とケーシングの間をセメントで固定する作業)を行っています。

8.16, 2010
Day:33

天候:晴れ
ロケーション:サイトC0002ホールFから北西の海域、南海トラフ

引き続き、掘削サイトへの移動(ドリフティング)を順調に実施しております。警戒船を上流に配置し、潮流の状況監視を続けています。

8.15, 2010
Day:32

天候:晴れ
ロケーション:サイトC0002ホールFから北西の海域、南海トラフ

掘削孔から17.5マイル北西の低潮流域に移動し、04:15hrsから20インチケーシングパイプの降下を開始、海面下1700mまで無事に海中への降下を完了し、掘削サイトへの移動(ドリフティング)を開始します。

8.14, 2010
Day:31

天候:くもり
ロケーション:サイトC0002ホールFから北西の海域、南海トラフ

掘削孔内の状況を改善する編成を船上まで揚管完了しました。「ちきゅう」は、ケーシングパイプ降下海域に移動し、20インチケーシングパイプを海底へ降下する予定です。

8.13, 2010
Day:30

天候:くもり
ロケーション:サイトC0002ホールF、南海トラフ

掘削後の孔内状況を改善する作業を終了し、編成を揚管しています。20インチケーシングパイプの設置にむけて4メートルの追加掘削を行いました(掘削深度は海底下872.5m)。船上まで編成を揚管した後、ケーシング降下海域に移動し、20インチケーシングパイプ降下の予定です。

8.12, 2010
Day:29

天候:くもり
ロケーション:サイトC0002ホールF、南海トラフ

20インチケーシングパイプの海中脱落の事故原因究明・再発防止策の策定を終え、19:30hrsに孔井作業を再開しました。現在、掘削後の孔内状況を改善する作業を実施しています。

8.11, 2010
Day:28

天候:晴れ
ロケーション:掘削地点から15マイル海域

掘削後の孔内状況を改善する作業に向けた準備を行ないつつ、掘削海域で作業再開に備えてスタンバイしています。また、20インチケーシング脱落の原因究明・再発防止策の策定を引き続き行っております。

8.10, 2010
Day:27

天候:くもり
ロケーション:掘削地点から15マイル海域

掘削後の孔内状況を改善する作業に向けた準備を行ないつつ、掘削海域で作業再開に備えてスタンバイしています。また、20インチケーシング脱落の原因究明・再発防止策の策定を引き続き行っております。

8.9, 2010
Day:26

天候:くもり
ロケーション:掘削地点から15マイル海域

掘削後の孔内状況を改善する作業に向けた準備を行ないつつ、掘削海域で作業再開に備えてスタンバイしています。また、20インチケーシング脱落の原因究明・再発防止策の策定を引き続き行っております。

8.8, 2010
Day:25

天候:あめ
ロケーション:掘削地点から15マイル海域

掘削後の孔内状況を改善する作業に向けた準備を行ないつつ、掘削海域で作業再開に備えてスタンバイしています。また、20インチケーシング脱落の原因究明・再発防止策の策定を引き続き行っております。

8.7, 2010
Day:24

天候:くもり
ロケーション:掘削地点から15マイル海域

掘削後の孔内状況を改善する作業に向けた準備を行ないつつ、掘削海域で作業再開に備えてスタンバイしています。また、20インチケーシング脱落の原因究明・再発防止策の策定を引き続き行っております。

8.6, 2010
Day:23

天候:晴れ
ロケーション:掘削地点から15マイル海域

掘削後の孔内状況を改善する作業に向けた準備を行ないつつ、掘削海域で作業再開に備えてスタンバイしています。また、20インチケーシング脱落の原因究明・再発防止策の策定を引き続き行っております。

8.5, 2010
Day:22

天候:晴れ
ロケーション:掘削地点から15マイル南東

掘削後の孔内状況を改善する作業に向けた準備を行ないつつ、掘削海域で作業再開に備えてスタンバイしています。また、20インチケーシング脱落の原因究明・再発防止策の策定を引き続き行っております。

8.4, 2010
Day:21

天候:晴れ
ロケーション:掘削海域に向けて回航中

06:00hrsに掘削海域に戻り、スタンバイしています。船上では、掘削後の孔内状況を改善する作業に向けた準備を行なっています。引き続き、20インチケーシング脱落の原因究明・再発防止策の策定を行っています。

8.3, 2010
Day:20

天候:晴れ
ロケーション:掘削海域に向けて回航中

掘削資機材の積込みを終え 18:30hrsに新宮港を出港し掘削海域に向かっています。引き続き、20インチケーシングパイプ海中脱落の原因究明・再発防止策の策定を行っています。

8.2, 2010
Day:19

天候:くもり
ロケーション:新宮港

16:00hrsに新宮港に到着し、資機材積込みを行っております。

8.1, 2010
Day:18

天候:くもり
ロケーション:サイトC0002ホールF、南海トラフ

16時30分頃に掘削サイトC0002の北約9kmの地点において、孔壁の崩れを防ぐためのケーシングパイプ(長さ約860m、鋼製のパイプ)を孔内に設置するため、海中にパイプを吊り下げていたところ、潮流(黒潮)が強まったため北へ退避している最中にケーシングパイプとその付随物(ウェルヘッドランニングツールの一部とドリルパイプ)が脱落しました。なお、周辺に設置されている海底ケーブル、漁具等への影響はありません。脱落の詳細な原因については、現在、調査中です。「ちきゅう」については予備のケーシングパイプを再搭載するために新宮港に向かっており8.2日の夕方に着岸予定です。


July

7.31, 2010
Day:17

天候:晴れ
ロケーション:サイトC0002ホールF、南海トラフ

ガイドホーンの取外しを行いながら、26インチ孔掘削編成を船上へ揚管。本船を穏潮流域の北西4マイルの海域に移動し、12:00hrsに揚管を完了しました。その後、不具合のあったパイプ・ラッキング・システムの修復を行ったのち、20インチケーシングパイプの組立て・降下を行い、現在、20インチケーシングパイプの海中への降下を終了、ケーシング内へのドリルパイプインナーストリングを降下しています。この後、20インチケーシングパイプを海面下1700mまで降下し、ドリフティングしながらサイトへ戻り、掘削孔へリエントリーする予定です。

7.30, 2010
Day:16

天候:くもり
ロケーション:サイトC0002ホールF、南海トラフ

孔内清掃作業を終了し、26インチ孔掘削編成の揚管、ガイドホーンの取り外しを行っています。同時に本船を穏潮流域へ移動し、20インチケーシングパイプの降下準備に入る予定です。

7.29, 2010
Day:15

天候:全天曇
ロケーション:サイトC0002ホールF、南海トラフ

孔内清掃中に発生したパイプ・ラッキング・システム#1のエンコーダー(上部位置センサー)の不具合、フックポジション近接センサー不具合の対応を行い、ほぼ原因を特定、作業再開に問題なきことを確認し、孔内清掃作業を昨夜から再開しました。現在、孔底部で循環しており、終了後、掘削編成を揚管し、20インチケーシング降下の準備に入ります。

7.28, 2010
Day:14

天候:全天曇
ロケーション:サイトC0002ホールF、南海トラフ

26インチ孔の目的深度到達後に、孔内清掃を実施しましたが、孔底部の埋没状況を改善するために、さらに12m追掘し、到達深度を海底下868.5mとしました。また、ドリルパイプを運ぶためのパイプ・ラッキング・システム#1のエンコーダー(上部位置センサー)に不具合が発生し、作業を一時中断した後、システム#2に切り替えて孔内清掃を継続しています。

7.27, 2010
Day:13

天候:晴れ
ロケーション:サイトC0002ホールF、南海トラフ

昨夜21:00hrs 、26インチ孔目的深度の856.5メートル(海底面下深度)に無事に到達しました。現在、孔内清掃を実施しております。
26インチ孔深度@24:00hrs:856.5m(海底面下深度)
水深:1939mMSL(海面下)

7.26, 2010
Day:12

天候:くもり
ロケーション:サイトC0002ホールF、南海トラフ

昨日から引き続き、26インチ孔を掘進しております。
26インチ孔深度@24:00hrs:472.5m(海底面下深度)
水深:1939mMSL(海面下)

7.25, 2010
Day:11

天候:晴れ
ロケーション:サイトC0002ホールF、南海トラフ

ROVウィンチの交換修理が完了しました。10:45hrsにROVの降下を開始し、水深1,700mまで無事に降下し、先端の36インチコンダクター編成が問題ないことを確認後、掘削サイトまで移動しました。15:45hrs、36インチコンダクタージェッティングの開始、トップホール開孔を行い、22:30hrsに36インチコンダクターを無事にセット完了しました。現在、26インチ孔を順調に掘進しております。

7.24, 2010
Day:10

天候:晴れ
ロケーション:サイトC0002から北東2マイル地点

昨日、ROV交換部品(ギアボックス)、修理エンジニアが船上に到着し、交換修理を進めています。

7.23, 2010
Day:9

天候:晴れ
ロケーション:サイトC0002から北西3.1マイル地点

昨日から引き続き、掘削サイトから北西3マイルの地点でROVウィンチギアボックスの故障交換修理の対応を行っています。24日に交換部品が本船に到着し取替作業を行う予定です。

7.22, 2010
Day:8

天候:晴れ
ロケーション:サイトC0002から北西2.3マイル地点

掘削予定地点の北西7マイルの穏潮流海域から、36インチコンダクターパイプを掘削サイトに向けてドリフティング中、ROVを船上に回収しようとしたところ、ROVウィンチが故障したため巻揚げできず、現在、部品の交換修理を行っています。

7.21, 2010
Day:7

天候:晴れ
ロケーション:サイトC0002から北西7マイル、南海トラフ

掘削サイトから7マイル北西の穏潮流海域で36インチコンダクターパイプを1670mまで降下、ガイドホーンを取り付け、「ちきゅう」は掘削地点に向けて移動を開始しています。

7.20, 2010
Day:6

天候:晴れ
ロケーション(00:00):サイトC0002付近、南海トラフ

サイトC0002から北西7マイルの穏潮流海域に移動し、ドリルアヘッドツールと36"コンダクターパイプの組み立てと、海底への降下を行っています。およそ海面下1,260mまで降下しています。

7.19, 2010
Day:5

天候:晴れ
ロケーション:サイトC0002、南海トラフ

「ちきゅう」は、本日 7月19日(月) 06:45hrs、予定通り、新宮港を出港し、南海トラ フExp326 掘削サイト(C0002)へ向かいました。14:40hrsにサイトに到着し、ヘリコプターのルートチェックを実施しました。トランスポンダーの設置と36インチコンダクターパイプのジェッティングに向けて作業を行っています。

7.18, 2010
Day:4

天候:晴れ
ロケーション:新宮港

気持ちよい青空のもと、新宮港で航海の準備を行っています。「ちきゅう」乗組員、CDEX/JAMSTECスタッフ、そして共同首席研究者のハロルド・トビン博士もウェブ経由で参加してプレスパッドミーティングを実施しました。「ちきゅう」は、明日あさ7時00分ごろに出港予定です。

7.17, 2010
Day:3

天候:晴れ
ロケーション:新宮港

引き続き、資機材の搭載、ウェルヘッドとドリルアヘッドツールの組み立てなどを実施しています。

7.16, 2010
Day:2

天候:晴れ
ロケーション:新宮港

新宮港にて、36インチコンダクターパイプと20インチケーシングパイプの搭載を行っています。本日、船内のプレス公開を実施しました。天候も良く順調に出港準備を進めています。

7.15, 2010
Day:1

天候:晴れ
ロケーション:新宮港

IODP第326次研究航海「南海トラフ地震発生帯掘削計画ステージ3-Plate Boundary Deep Riser -1"」を、7.15日00:00よりスタートしました。「ちきゅう」は今朝11時20分に新宮港に到着し、7.19日の出港まで掘削準備作業を行います。本航海では、掘削サイトC0002において、20インチケーシングパイプを海底下850m付近までウェルヘッドとともに設置します。この掘削は、プレート境界面をターゲットとした超深度ライザー掘削の第一歩となります。