vol.01 はじめまして、東恩納です。
はじめまして。
GODACで普及広報を担当している東恩納茜です。
私は生まれも育ちも沖縄です。
純粋なうちなーんちゅ(沖縄の人)です。
普段は、
GODACに来館されたお客様へ、
JAMSTECの研究活動を紹介する理解増進業務をお仕事としています。
はじめまして。東恩納です。
今回、私は観測技術員として、
JAMSTECが保有する地球深部探査船「ちきゅう」へ乗船することになりました。
世界中から注目されている「ちきゅう」から、
研究活動や船での生活の模様をみなさまにお届けしていきます。
vol.02 「ちきゅう」乗船
沖縄から飛行機で約2時間。
「ちきゅう」が停泊している静岡県にある清水港までいざ出発。
普段、電車に乗る事がない私は移動から緊張でした。
清水港へ到着し、
実際に「ちきゅう」を目にした時は、
言葉に出来ないくらい驚きと感動でした。
何度見ても、ものすごい迫力があります。
沖縄から飛行機で清水港へ、そして「ちきゅう」で沖縄へ
乗船初日は、船の安全に関するミーティングから始まり パタパタな1日となりました。まず、広い船の中、 自分の部屋から仕事場となるラボエリアまでの道順を 覚えるのも必死です。翌朝は朝の6時から業務開始ということで、早く寝ないといけないと分かっているけど、初日ということでなかなか寝つけませんでした。
vol.03 「ちきゅう」船内の様子
日から12時間勤務の始まりです。
船の中の観測技術員は、12時間交代制で勤務しています。
船上生活は、
普段の生活からかけ離れたできごとが多く、
慣れるまでは必死についていくのでいっぱいです。
居室に入って驚いたことは、鏡の位置やシャワー位置が高いこと。
届かないのでいつも背伸びして鏡を覗いています。
ありがたいことに、掃除・洗濯はすべて担当の方がやってくれます。
「ちきゅう」船内の居室
そして、「ちきゅう」船内で使われる言葉は、
英語がメインとなります。
研究者やドリラー、エンジニアなど、
船内の様々なお仕事には、
外国の方々が多く勤めているため、
船の掲示物はほとんど英語、
プレゼンテーションも、もちろん英語。
まるで外国にいる気分です。
私は英語が得意ではないので、
これを読んでいる子どもたちへ伝えたいのは、
「絶対英語は必要!」だということを身に染みて感じました。
コミュニケーションはとても大切です。
vol.04 いよいよ沖縄へ向かって出港
いよいよ沖縄に向けて出港です。
初めて船から手を振る立場として、
関係者に見送られ、ゆっくりと沖縄へ向かいます。
見送りに手を振って応えます
「ちきゅう」から富士山がとてもキレイに見えました。
陸と離れていくと徐々に携帯電話の電波が入らなくなり、
電波やインターネットが繋がる当たり前の環境に
本当にありがたみを感じました。
そして、着岸中には無かった揺れを感じます。
岸壁で見送る人たちと、「ちきゅう」からみる富士山
船内には、生活やお仕事で使用するものが
たくさん載っています。
揺れで物が崩れ落ちないように、
固縛といって、ロープを使ってしっかり固定します。
どうして椅子にキャスターがついてないのか不思議でしたが、
転倒や滑り防止の為だとよくわかりました。
固縛は、日常の生活でもとても必要だと感じました。
万が一の事を想定して、
下船したら自宅を見直そうと思います。
みなさんのお住まいはどうでしょうか。
固縛されたもの
vol.05 勤務時間と食事について
みなさん、
普段の学校生活やお仕事の時間って1日でどれくらいですか?
船は、24時間休まず働いています。
私たちは12時間毎の交代制で、業務を行なっています。
船内には、様々なお仕事があり、交代の時間はそれぞれ異なりますが、私の勤務時間は夜の0時~昼12時となり、「夜ワッチ」と呼びます。
普段の生活とは真逆の生活で、この生活に慣れるまでは起きるのがとてもつらいです。
夜に起きて支度し、業務開始となります。
その分、
お昼の12時には業務終了となるので、まだ明るい外を見ると得した気分になります。
食事はどうなっているのかというと・・・。
「ちきゅう」の食堂
夜に起きて23時頃、朝ごはんを、
明け方の5時半頃、昼ごはんを、
そして、昼の12時頃、夜ごはんを頂きます。
ちなみに、食堂は1日に4回OPENしています。
時間はこのような感じです。
・5:00~7:00
・11:00~13:00
・17:00~19:00
・23:00~25:00
こんな食事を頂いています
ステキな食堂でバイキングスタイルです。
1日4回、毎回メニューが代わり、1日の楽しみとなっています。
なんと!
今日は、いつもおいしいお食事を作っていただいている
司厨長や司厨員の方にお話を伺う事ができました。
しかも厨房の中へおじゃまさせて頂くことも出来ました。
食事はバイキングスタイルです
船内で働く100人以上の乗組員の食事を、暑い厨房の熱気に負けず、分担して調理していました。食材は、着岸中はクレーンを使って運搬しているそうです。航海中は、ヘリやボートで食材が2週間に1回支給されるそうです。「ちきゅう」は客船ではないので、食材を運ぶ大きなエレベーターがなく、食材を運搬する際は20人がかりで行うそうです。知らないところでこんな苦労があったなんて。さらに、地下にある、食材を保管する保管室も案内していただきました。お肉、お魚、野菜など、それぞれ別々に-20℃の温度で保管されていました。司厨員の方は、長い航海が終わると、 その分長いお休みがもらえるのは本当に嬉しいとおっしゃっていました。いろいろと貴重なお話を聞くことができました。 いつもおいしいお食事をありがとうございます。 明日のメニューが楽しみです。
「ちきゅう」の厨房
vol.06 名護湾に到着しました!
11日に清水港から出港して、ついに沖縄県の名護湾に到着しました。
名護湾に近づくにつれ、
真夜中、船上から街の灯りが見えた時は感動しました。
名護湾に着いたのは夜でした
夜が明けて、
はっきりと名護の街並や車が走っている光景を見て
普段は見慣れている街並に懐かしさを感じました。
「ちきゅう」から名護湾を望む
翌日15日は、クルーチェンジがありました。
顔見知りのエンジニアが下船するさみしさと、
新たに乗船する研究者に再会した喜びがありました。
船内には研究者が乗船し、徐々に研究航海モードです。
観測に向けた準備も本格的に始まり、わたしも緊張してきました。
名護湾に停泊する「ちきゅう」