三陸沖合の沈降粒子と基礎生産力

実施年度

2013

タイトル

三陸沖合の沈降粒子と基礎生産力

課題・テーマ

課題3 沖合底層生態系の変動メカニズムの解明
代表機関:海洋研究開発機構
テーマ3 海洋生物資源(漁場)環境の長期モニタリング
代表者渡邉 修一
所属機関海洋研究開発機構
所属部署東日本海洋生態系変動解析プロジェクトチーム

調査内容

調査期間(調査頻度)
2014/04/23 - 2014/04/25
調査地域・海域
三陸北部、三陸南部
0074_R01_map00.pdf
調査種別
調査航海
調査概要
東北マリンサイエンス拠点形成事業(海洋生態系の調査研究)、沖合海底生態系の変動メカニズムの解明、海洋生物資源(漁場)環境の長期間モニタリングによる海洋環境モニタリングの一つで、三陸沖合における沈降粒子の組成と海洋表層の基礎生産力、合わせて海洋環境情報を集積する。

調査実施内容

調査地域・海域の座標一覧
位置情報(点)
名称H-1
座標値40.416667,141.833333
備考CTD, FRRF-Rinko profiler
名称H-2
座標値40.413333,142.001667
備考CTD, FRRF-Rinko profiler
名称H-3
座標値40.403333,142.248333
備考CTD, FRRF-Rinko profiler
名称H-4
座標値40.416667,142.5
備考CTD, FRRF-Rinko profiler
名称H-5
座標値40.416667,142.75
備考CTD, FRRF-Rinko profiler
名称H-6
座標値40.416667,143
備考CTD, FRRF-Rinko profiler
名称O-4
座標値39.325,142.668333
備考CTD, FRRF-Rinko profiler
名称O-5
座標値39.333333,142.916667
備考CTD, FRRF-Rinko profiler
名称S-1(O-6)
座標値39.33,143.168333
備考CTD(no water samples), FRRF-Rinko profiler, セジメントトラップ設置
名称M-1
座標値39.366667,142.083333
備考CTD, FRRF-Rinko profiler
名称M-2
座標値39.365,142.151667
備考CTD, FRRF-Rinko profiler
名称M-3
座標値39.366667,142.2
備考CTD, FRRF-Rinko profiler
名称M-4
座標値39.366667,142.266667
備考CTD, FRRF-Rinko profiler
名称O-3
座標値39.333333,142.501667
備考CTD, FRRF-Rinko profiler
名称S-2
座標値39.176667,142.241667
備考セジメントトラップの回収(掃海)
調査地点図・航跡図・座標リスト
調査結果
「海洋生物資源(漁業)環境の長期間モニタリング」では地震により沿岸域からの土砂の流入等により大きく変えた海底環境の回復過程を周辺環境とともにモニタリングするために係留装置等を用いた長期観測を実施している。新青丸KS-14-3航海では、海底堆積物上へ堆積すると考えられる沈降粒子の組成についての情報を得ることを目的としたセジメントトラップの繋留・回収を実施するととともに早春の三陸沖合の基礎生産力の推定を試みるため情報をえるための観測を三陸沖合の海域2測線14観測点で実施した。観測にはCTD-カローセルシステムと高速応答DOセンサ搭載メモリCTD (RINKO-Profiler)を用いた。前者は表層から海底までの温度・塩分・溶存酸素量等の鉛直分布および海水試料を、後者は表層0から150mのクロロフィル等の基礎生産力に関わる因子の鉛直分布を得るために行った。採取した海水試料は添付資料に示す。  セジメントトラップは北緯39度19.86分、東経143度10.00分、水深1937mに設置した。繋留系の長さは152mでセジメントトラップは海底から70m付近に取り付けられている。沈降粒子は2014年3月26日から6月29日までの間4日毎に捕集されるように設定した。また、2013年3月10日に北緯39度20.66分、東経142度15.02分、水深501mに繋留したセジメントトラップを北緯39度10.65分、東経142度14.57分、水深647mから掃海によって回収した。なお、試料の回収はできなかった。

調査項目と取得データ

調査項目取得データ・サンプル
セジメントトラップ係留系調査沈降粒子
海洋観測CTDデータ(温度、塩分、溶存酸素、濁度)、FRRF-Rinkoデータ(温度、塩分、溶存酸素、クロロフィル、濁度、水中光、総基礎生産量)、溶存無機炭素、アルカリ度、栄養塩、塩分、酸素同位体、溶存有機炭素、クロロフィルa、HPLC、植物プランクトン

関連情報

実施(調査)窓口担当者

担当者名渡邉 修一
所属機関海洋研究開発機構
所属部署東日本海洋生態系変動解析プロジェクトチーム

キーワード

実施年度2013
機関海洋研究開発機構
調査種別調査航海
海域区分三陸北部
三陸南部
分野海洋物理 -> 水温
海洋物理 -> 塩分
海洋物理 -> 透明度・濁度
海洋化学 -> 塩分
海洋化学 -> 溶存酸素
海洋化学 -> 栄養塩
海洋化学 -> 二酸化炭素・pCO2
海洋化学 -> アルカリ度
海洋化学 -> その他
海洋環境 -> 栄養塩
海洋環境 -> 植物色素
海洋環境 -> 有機炭素
海洋環境 -> 二酸化炭素・pCO2
海洋環境 -> アルカリ度
海洋環境 -> 基礎生産量
海洋生物・生態系 -> 対象生物:プランクトン