JAMSTEC
平成9年2月10日
科 学 技 術 庁
海洋科学技術センター
昨日13時42分から17時56分までの間、及び本日7時47分から11時38分 までの間、海洋科学技術センタ−の「なつしま」(1,553総トン)が深海探査機 「ドルフィン−3K」を用いて潜航調査を行った際の高感度カメラによる映像が得ら れたので公表します。これらの映像からは、以下のことが判明しました。
この映像は、分析のため運輸省に提供しました。
- 船体中央付近の右舷側のハンドレ−ル(手すり)に、内部が黒く光っている海草状 の付着物を確認しました。また、手すりに付着した黒い油と思われるものがゆっくり と上昇している様子が確認できました。さらに、手すりの向こう側からも、油と思わ れるものが間欠的に上昇していることがわかりました。
- 船首側先端の破断面は、右舷側側板の上部では階段状に、船底ではまっすぐになっ ていることがわかりました。