JAMSTEC
今世紀最大のエル・ニーニョ現象の“卵”を世界で初めて観測


図4

赤道上(東経142度及び147度)における過去3年間の表層海流変動

過去3年間の表層海流変動

赤道上(東経142度及び147度)において海洋科学技術センターが係留流速計により観測した過去 3年間の表層海流の流向、流速を示したものです。黄から赤で示された部分が東向きの 流れを表しています。通常表層では西向きの流れが卓越していますが、94年12月と 96年12月に海上の西風に伴って東向きの流れが見られています。特に96年12月の 流れは強く、しかも深くまで東向きの成分を持っています。