JAMSTEC
平成10年6月15日
海洋科学技術センター


「しんかい6500」/「よこすか」による
大洋中央海嶺潜航調査研究航海(MODE'98)の実施について


海洋科学技術センタ−(理事長 平野拓也)は、平成10年5月より約7ヶ月間、 「しんかい6500」/「よこすか」を大西洋・インド洋に派遣し、海洋プレートの生成域に 当たる大洋中央海嶺域での潜航調査航海MODE'98(Mid Oceanic ridge Diving Expedition)を 行います。
この研究航海は、大洋中央海嶺における海洋地殻(海洋プレート)形成と海洋底拡大の 過程を解明することを目的とします。

平成6年にも「しんかい6500」/「よこすか」による大西洋中央海嶺及び東太平洋海膨調査 研究航海MODE'94を実施しました。この航海では、大西洋中央海嶺付近の断層沿いに 海底下深部(下部地殻・上部マントル)を構成する岩石が露出していること、東太平洋 海膨で物質の放出量が通常の10倍以上に達するなどの新知見等が得られました。

なお、本航海期間中の7月18日から22日には、国家海洋博覧会が開催されているリスボンの 博覧会場岸壁に着岸し、「海の日」である7月20日には「Japan Day」を記念して一般公開 等を行う予定です。


MODE'98の概要