平成11年5月19日
海洋科学技術センタ−
トライトンブイ7号機の位置移動について
1. 状 況
海洋科学技術センタ−(理事長 平野拓也)の
トライトンブイ
(海洋観測ブイ)7号機(平成11年2月16日、北緯5度、東経147度に設置)が設置点から5マイル以上南西方向に離れたことが、むつ事務所(関根浜)で確認されました。深度300mの深度計データを見ると、平成11年5月18日16時ころから302mの深度を示していたデータが300mより浅くなり、5月18日22時に244mとなりました。その後、5月19日2時に302mと回復しました。なお、デ−タ通信は正常に作動していることを確認しています。
なお原因につきましては、漁船等による曳航、ケーブルの破断が考えられます。ただ、遠隔地にあるため、詳細は不明です。
現在、関根浜観測機材整備場にて、ブイデ−タ処理班によるブイデ−タ処理システムを用いた毎日のデ−タ処理管理作業を行い監視を継続中です。
2. 今後の予定
今後のブイ位置の動きの有無から、係留索の破断による漂流かどうか判断します。
再停止の場合は関係機関に再停止位置を通報します。
漂流の場合、ミクロネシアの船舶あるいは、センター船舶による回収が可能かどうか現在検討中です。
(日時は、全て日本時間)
問合せ先: 海洋科学技術センタ−
研究業務部計画調整課 黒田、牛島(電話0468−67−3936)
総務部普及広報課 野口 (電話0468−67−3942)