お知らせ

平成11年12月22日 
海洋科学技術センター 
宇宙開発事業団    


「H−IIロケット8号機」の第1段ロケットの再調査(2次調査)について

 海洋科学技術センター(理事長 平野拓也)及び宇宙開発事業団(理事長 内田勇夫)は、本年11月15日夕に小笠原諸島の北西約380km、水深約3,000mの海域に落下した「H−IIロケット8号機」の機体部分および第1段ロケットの2次調査を、12月20日(月)から実施いたしました。
 調査は、海洋科学技術センター所有の支援母船「よこすか」、曳航体「ディープ・トウ」ソナーシステムを使用し、ロケットの様な孤立した人工物を示す強い反射に対しては、曳航体「ディープ・トウ」カメラシステムを使用し、目視観察、映像取得等を行いました。
 調査開始から3日目の本日13時37分、小笠原諸島の北西約380km(図1:北緯29度21.13分、東経139度29.75分)、水深2,911mの海域にて「ディープ・トウ」に装備されているTVカメラにより「H−IIロケット8号機の第1段機体の一部」と思われるものがとらえられ、現在、船上にてビデオテープの確認作業を行っております。 なお、機体の一部と確認された場合には海底の写真(電子画像)を当センターホームページにて速やかに発表させていただきます。

 尚、今回の映像等の資料は宇宙開発事業団により原因究明作業に活用される予定です。


写真 機体配管の一部

問い合わせ先:                 
海洋科学技術センター             
総務部普及・広報課 他谷たや、池川、木村 
TEL 0468−67−3806 
宇宙開発事業団  広報室 福室、高橋     
TEL 03−3438−6107