平成12年3月28日

海洋科学技術センタ−
                             
トライトンブイ13号機の位置送信装置の通信途絶等について

1. 状 況
 海洋科学技術センタ−(理事長 平野拓也)のトライトンブイ(海洋観測ブイ)13号機(平成11年10月25日、北緯0度、東経138度に設置:図1)は、平成11年12月8日、午前9時15分に関根浜のむつ事務所にてデ−タ受信以降、通信が途絶え(平成11年12月10日発表済)、平成12年1月20日にインドネシア船舶による現場点検と位置送信装置を設置致しました(平成12年1月24日発表済)。しかし、平成12年3月25日午前8時30分、関根浜のむつ事務所にて通信途絶が確認されました。
 また、トライトン5号機(平成12年3月6日、南緯2度、東経156度に設置)は、3月22日、午前5時50分ごろから通信レベルの低下が発生し受信データの欠落が見られ、現在原因等を調査中です。

2.原 因
 原因としては、通信系統(アンテナ、ケーブル、通信装置内等)の故障や、人為的破損等が考えられますが、遠隔地にあるため詳細は不明です。

3.今後の予定
 当該ブイは、インドネシア排他経済水域内にあり、インドネシア共同研究相手方のインドネシア応用技術評価庁に、船舶による現場点検を要請しています。
 なお、当センターとしては、トライトンブイに対する相次ぐ同様なトラブル(人為的破損)の発生に鑑み、効果的な再発防止策については現在検討中です。

 (日時は、全て日本時間) 
 
問合せ先
海洋科学技術センタ−
研究業務部計画調整課 黒田
TEL 0468-67-3936
総務部普及・広報課  他谷、小林、木村
TEL 0468-67-3806