平成12年10月10日
海洋科学技術センター

海洋観測ブイ中高緯度試験機の回収について

 海洋観測ブイ中高緯度試験機の漂流については、すでにお知らせしたところですが、(10月9日、発表済み。)本日、午前10時45分に海上保安庁の巡視船「そうや」は、現場海域にてブイに曳航索をとり曳航開始したとの連絡がありました。本作業により、ブイの漂流は停止しております。
 また、シンカーの切り離し及び回収作業につきましては、「みらい」にて本日夕刻から実施する予定です。なお、状況の変化が生じた際は直ちにお知らせします。

(これまでの経緯)

  1. 10月6日、午前1時から2時のデータから、シンカーと共にブイの漂流を確認
  2. 同日20時30分の時点で、漂流が継続し、このままでは、海底ケーブルとの接触の危険が生じるため、北極海の観測を終えて関根浜港へ帰港中の海洋地球研究船「みらい」を現場海域に向かわせた。
  3.  8日、午前9時30分にブイの漂流速度が早まったことから、同日夕刻に海上保安庁に連絡した。
  4.  9日、20時に巡視船が現場海域に到着、ブイ監視を実施。
  5. 10日、10時45分に海上保安庁の巡視船「そうや」がブイの曳航を開始。

問い合わせ先          
海洋科学技術センター     
海洋技術研究部 網谷、志村
電話:0468-67-5508
普及・広報課 他谷、月岡 
電話:0468-67-3806