1.概要 本年10月1日、海洋科学技術センター(理事長 平野拓也)のプロジェクトである地球観測フロンティア研究システムにおいて堀田宏システム長の後任として、杉ノ原伸夫博士を新システム長に迎える。同氏は、これまで国内外の研究機関において、海洋物理研究の分野で多くの研究実績があり、これにより本システムの研究体制強化をはかる。 2.内容 地球観測フロンティア研究システムは、航空・電子技術等審議会の答申を受け、地球フロンティア研究システムが設立された後、同様の組織体制を前提として平成11年8月に発足した。 本システムは、気候変動観測研究領域と水循環観測研究領域の2領域において、西太平洋およびインド洋を中心として数十年スケールの気候変動とそれに関連する大気海洋の変動現象の解明、アジアモンスーンの年々変動、地球温暖化にともなう長期的なモンスーン変動と水循環変動に関わる物理過程を解明するとともに、これらを予測する統合モデルと観測システムの構築を目的としている。そのことにより、気候変動予測に貢献する。 本システムの研究体制は、システム長を筆頭にシステム長特別補佐、領域長、グループリーダー、サブリーダー、研究員等で構成されている。今後、杉ノ原新システム長のもとで、さらに研究体制を充実させていく。 地球観測フロンティア研究システムでは、2領域、7つの研究グループのもと観測研究を実施している。 気候変動観測研究領域 1) 大気海洋相互作用グループ 2) 亜表層・中層の海洋変動グループ 3) 日本沿海予測実験グループ 水循環観測研究領域 1) 広域水循環グループ 2) 陸面水循環過程グループ 3) 雲・降水過程グループ 国際北極圏研究センター(IARC)における観測研究 (資料) 1:システム長紹介 2:地球観測フロンティア研究システムについて (PDFファイル) 3:気象データセットの構築 (PDFファイル) 4:平成14年度 地球観測フロンティア研究システム体制概要(PDFファイル)
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