平成15年6月5日
海洋科学技術センター

1万m級無人探査機「かいこう」のビークルの捜索について(その6)

1.捜索状況

 本日の捜索海域は、黒潮本流に乗った場合の漂流予想海域と漂流予想ルート海域を方位探知機及び目視により捜索するとともに、海上保安庁の協力により、第三管区海上保安本部所属の航空機1機による冷水塊滞留海域※の捜索が方位探知機及び目視により行われました。
 黒潮本流に乗った場合の漂流予想海域については、航空機1機により11時05分から17時24分まで捜索を実施しました。また、支援母船「かいれい」が13時00分に捜索海域へ到着し、捜索を実施しています。
 漂流予想ルート海域については、航空機1機により10時21分から16時33分まで捜索を実施しました。
 また、第三管区海上保安本部所属の航空機1機による冷水塊滞留海域の捜索は11時20分から12時25分まで行われました。
19時現在においてビークルは発見されておりません。
「かいれい」は引き続き捜索海域において方位探知機による捜索を継続します。

 ※冷水塊滞留海域:東海沖に周囲より水温が低く、循環をしている水塊があり、ビークルが黒潮本流から逸脱し、この水塊の海域内を漂流している可能性がある。


捜索経過


2.今後の予定

 明日(6月6日)は、「かいれい」、支援母船「なつしま」及び航空機2機による捜索を実施します。捜索範囲は三宅島周辺海域を捜索する予定です。

 今後、状況に変化が生じた場合、直ちにお知らせします。


問合せ先:
海洋科学技術センター
 研究業務部      田代、渡辺
  電話:046−867−9861
 総務部普及・広報課 鷲尾、野澤、鶴田
  電話:046−867−9066