平成17年3月22日
海洋研究開発機構
トライトンブイ16号機の漂流について

 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 加藤康宏)は、平成16年12月7日にバンダリズム(注)にあったトライトンブイ16号機(別紙12参照)が漂流していることを、本日確認しましたのでお知らせします。

1.現在の状況
  3月21日6時52分現在、ブイは北緯2度、東経130度の設置点から、速度0.36km/h程度で西北西へ漂流中です。非常用送信機(隔日発信)により、ブイの位置の計測は継続中です。

2.推定原因
 船舶による曳航等のバンダリズムに再度遭遇し、係留ロープ(ナイロンロープ)が破断(別紙1)したものと推定されます。

3.今後の予定
 海上保安庁海洋情報部に、周囲の船舶に対して注意を喚起するよう本日依頼しました。
  「スマトラ島沖地震」調査の帰途にある海洋調査船「なつしま」(4月8日那覇港到着予定)での緊急回収を行う予定です。

注:人為的な観測妨害行為。盗難などの行為。

問い合わせ先
海洋研究開発機構
  海洋工学センター研究支援部研究調整グループ 田中、山口
  TEL046-867-9861
  総務部普及・広報課 高橋、五町
  TEL046-867-9066