平成18年8月7日
独立行政法人海洋研究開発機構

地球深部探査船「ちきゅう」下北半島東方沖掘削試験について(速報)
-八戸港出港及び試験開始-

   海洋研究開発機構(理事長 加藤康宏)の地球深部探査船「ちきゅう」は、平成18年8月6日18時20分、青森県八戸市八戸港を出港し、7日未明に下北半島東方沖(八戸市北東沖約100km)の試験・訓練海域に到着し、掘削試験を含むシステム総合試験を開始いたしました。本試験では、本船初のライザー掘削の実施とともに海洋での科学掘削の最深となる掘削深度海底下約2,200mを目指します。

今後の主な試験予定は以下の通りです。
8月7日〜8月20日頃まで:
  ライザー掘削準備作業(海底下520mまでの掘削・コア(地質試料)採取試験、BOP(噴出防止装置)設置等)
8月下旬: ライザーパイプ及びBOPの緊急離脱試験
9月上旬: ライザー掘削によるコア採取試験
9月下旬頃: 海底下約2,200mへの到達


お問い合わせ先

独立行政法人海洋研究開発機構

(「ちきゅう」、掘削試験について)
地球深部探査センター
  企画調整室長     田中 武男   TEL:045-778-5640
(報道について)
経営企画室
  報道室長      大嶋 真司   TEL:046-867-9193

添付図:下北半島東方沖試験海域図