図3 海洋表層二酸化炭素分圧の計測値 赤が本観測装置で6月20日〜21日に得られた値、青が「みらい」によってほぼ1週間前に得られた高精度な計測値、黄色の帯は、係留地点付近(赤道―北緯5度、東経152度―160度)で、統計的に得られた二酸化炭素分圧の分布範囲(1968年以降の計測値を集計)を示す。を示す。
本計測装置の測定値(平成19年6月20日) 366、394、375、384μatm
「みらい」の測定結果(平成19年6月14-15日) 368〜382μatm
係留海域付近における二酸化炭素分圧の分布範囲 340から405μatm
(1968年以降、統計的に得られた二酸化炭素分圧の分布範囲)
※ 本装置から得られた測定値は、ほぼ1週間前に海洋地球研究船「みらい」によって測定された測定値の範囲を超えるデータがあるが、設置海域付近(赤道―北緯5度、東経152度―160度)で過去に測定された測定値の多くは340から405μatmに範囲に分布しており、今回の測定値が妥当であるといえる。本装置の精度については、今後の取得データの状況により確認を行う。