独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 加藤康宏)は、科学技術週間行事の一環として、当機構が推進する事業に対する国民の理解、海洋科学技術への関心をより高めることを目的に、横須賀本部の施設の一般公開を下記のとおり実施しますのでお知らせいたします。
なお、上記以外の横浜研究所、むつ研究所、高知コア研究所、国際海洋環境情報センター(GODAC、沖縄県名護市)でも一般公開を実施する予定で、詳細が決まり次第お知らせします。(横浜研究所の地球情報館は平日および毎月第三土曜日に、国際海洋環境情報センターは、通年(休館日:月、祝日、年末年始)公開しています。)
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国際生物多様性年 特別企画展
- 深海生物写真展&トーク会
深海生物写真展と、写真解説、生物の生態などのトークイベントを行います。
【トークイベント内容】
- 「Deep-sea treasures-深海の多様な宝石たち」
海洋・極限環境生物圏領域 藤原 義弘
- 10億年前の深海探究(1)「海底熱水噴出口を探す」
プレカンブリアンエコシステムラボユニット 川口 慎介
- 10億年前の深海探究(2)「砂漠で探す太古の熱水」
プレカンブリアンエコシステムラボユニット 渋谷 岳造
- 触れてつながる地球の活動
「岩石の観察」、「超高圧再現実験」、「地震動計測」、「カルデラ形成実験」、「付加体形成実験」など地球内部の多様な活動を体感できる実験を多数開催します。
その他、地球深部探査船「ちきゅう」、スーパーコンピュータ「地球シミュレータ」による研究紹介を行います。 |
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研究棟公開とラボツアー
- 研究棟公開 「地球環境クイズ」
観測機器の展示、顕微鏡での微化石観察、実験、ペーパークラフト製作など。
- ラボツアー(当日受付・抽選)
JAMSTECの最先端設備がそろった研究室の見学ツアーを行います。
- 深海生物実験ラボツアー
微生物から深海魚まで深海の生き物を調べる研究室を見学
- 高精度分析ラボツアー
岩石や地球の年齢などを調べる質量分析実験室を見学
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公開セミナー
- 「温暖化で地球上の雪と氷の運命は?」
地球環境変動領域 大畑 哲夫
- 「『ちきゅう』で深海温泉の海底下に眠る秘宝を探る」
海洋・極限環境生物圏領域 高井 研
- 「日本列島深海八景」
事業推進部 藤岡 換太郎
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サイエンスカフェ
- 「The 知Q(ちきゅう)」
地球深部探査センター 倉本 真一
- 「地球磁場の発生の仕組みを探る」
地球内部ダイナミクス領域 宮腰 剛広
- 「海の塩分が描き出す気候変動の姿」
地球環境変動領域 細田 滋毅
- 「熱帯の雲と雨」
地球環境変動領域 城岡 竜一
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海洋調査船「かいよう」体験乗船(各回定員190名)
- 午前の部:
- 要事前申込。5月10日(月)必着。
- 午後の部:
- 当日受付・抽選(抽選受付11時まで)
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深海調査研究船「かいれい」及び無人探査機「かいこう7000II」公開
9時30分〜16時00分(最終乗船受付15時30分、事前申込不要) |
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有人潜水調査船「しんかい2000」コックピット見学会(当日受付・抽選)
10時から15時まで毎時12名(合計72名)を抽選。 |
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キッズパーク
おはなし会や実験教室、工作教室など子ども向けイベントを開催します。
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各種展示等
- 深海探査機実機展(深海生物追跡調査ロボットシステム「PICASSO(ピカソ)」等)
- 深海生物標本展示
- 海底設置型地震計(OBS)やm-TRITONブイなど観測機器の展示
- 高圧実験水槽など観測・実験・分析機器の展示
- 地震調査・観測研究成果展示
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その他
- シーサバイバル、着衣泳の実演解説
- 花毛布 実演
- ロープワーク講習
- 実験教室「七色ビーズと燃料電池で遊んでみよう」
- インターネットコンテンツ紹介
- クイズ、スタンプラリー
- 物品販売(刊行物、グッズ)
ほか
- 協力予定:横須賀市、横須賀市追浜行政センター、追浜観光協会、神奈川県立海洋科学高等学校、日産自動車株式会社、新江ノ島水族館、横浜・八景島シーパラダイス、日本海洋事業株式会社、株式会社マリン・ワーク・ジャパン、株式会社グローバル オーシャン ディベロップメント、日本マントル・クエスト株式会社
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