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プレスリリース

2013年 12月 19日
独立行政法人海洋研究開発機構

海洋研究開発機構 地球内部ダイナミクス領域公開シンポジウム
「地球大変動Ⅱ―地殻大変動を引き起こす地球深部の巨大運動が見えてきた!-」の開催について

独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦) 地球内部ダイナミクス領域は、国民のみなさまの地球科学への関心を高めることを目的に、第2回公開シンポジウム「地球大変動Ⅱ―地殻大変動を引き起こす地球深部の巨大運動が見えてきた!-」を下記のとおり開催いたします。

今回のシンポジウムでは、世界でもまれな地震帯・火山帯の上にある日本列島について、地表で見える大地の変動や地震発生のしくみはどこまで分かっているのか、またそれらの変動を引き起こす地球深部の動きはどこまで分かっているのかを紹介するとともに、地球と賢く向き合う方法を来場者の皆さんと一緒に考えます。

第1部では、東北地方太平洋沖地震に代表される巨大地震発生の仕組みやそれに付随して起きる地殻変動の特徴について、第2部では、このような巨大地震や地球表層の大変動を引き起こす地球深部のマントルやコアの仕組みや動きについて、海底掘削や地球内部探査を通じて得られた最新の研究成果と併せて解説します。

また、後半のパネルディスカッションでは、当日会場の皆さんから募集するテーマに基づき、パネリストと来場者が一体となって意見交換を行います。

1.日時 平成26年2月8日(土)13:00~17:30(開場12:30)
2.会場 建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)(別紙1参照)
3.入場料 無料(事前登録制)
4.主催 独立行政法人海洋研究開発機構
5.総合司会 上柳昌彦氏(ニッポン放送アナウンサー)
6.プログラムおよび講演要旨:別紙2参照
7.申込 (一般の方)下記Webサイトよりお申し込みいただくか、シンポジウム事務局までご連絡ください。
Webサイト: http://www.jamstec.go.jp/ifree/j/sympo/2013/
事務局:海洋研究開発機構 研究支援部
Tel:045-778-5700 Fax:045-778-5497
E-mail:ifree-sympo@jamstec.go.jp
(報道関係の方)会場スペースの関係上、事前に人数、テレビカメラの有無などについて、メール等でお知らせください。
 取材申込: 海洋研究開発機構 広報部 報道課
Tel:046-867-9198 FAX:046-867-9195
E-mail:press@jamstec.go.jp

別紙1

会場地図

会場地図

建築会館ホール
JR 田町駅、都営地下鉄三田駅(浅草線・三田線)徒歩3分

別紙2

プログラム

12:30 開 場 受付開始
13:00~13:15 はじめに
鳥海 光弘(地球内部ダイナミクス領域 領域長)
1部 東日本大震災から学んだ地殻変動と巨大地震発生
13:15~13:55 超深海のプレート境界、そこで何が起きたか
小平 秀一(地球内部ダイナミクス領域 海洋プレート活動研究プログラム)
2011 年3 月11 日、東北日本太平洋沿岸ではこれまでに経験したことのないような地震と津波に襲われた。その時、水深7000m を超える超深海のプレート境界では想像を超える大変動が起きていた。本講演では、超深海域の観測から見えてきた、その大変動の実態を紹介したい。
13:55~14:35 脱占い地震・火山予知
阪口 秀(地球内部ダイナミクス領域 固体地球動的過程研究プログラム)
地球は、火から下ろしたばかりの脂こってりソースのようなものである。脂が冷えて固まったりひび割れたりする部分とまだかすかに表面がグツグツと動く部分がある。次はどこが割れてどこが吹くのか? この重大な問題に答えるために、どんな研究がどのように進められているのかお伝えしたい。
14:35~14:45  休 憩
2部 マントルとコアの地図をつくって地球の運動を探る
14:45~15:25 地球大変動のしくみ:なぜこれほど活発な惑星なのか?
岩森 光(地球内部ダイナミクス領域 地球内部物質循環研究プログラム)
地球は、海・大陸・生命が存在し、活発な地震・火山・プレート運動・磁場で特徴づけられる、多様性豊かで活発な惑星である。兄弟惑星である金星や火星と異なり、なぜ多様で活発なのか、熱い水惑星としての「地球」の生い立ちと営みを探る。
15:25~16:05 地球の中心に隠れていた表と裏
田中 聡(地球内部ダイナミクス領域 地球深部活動研究プログラム)
地球の中心には、巨大な鉄の結晶がある。「内核」と呼ばれるこの鉄の塊には、アジア側とアメリカ側で性質が異なるという「表と裏」がある。これは一体何なのか? 地球の最深部における最先端の謎に迫る。
16:05~16:25  休憩・ポスター発表
16:25~17:25 パネルディスカッション
進行役:上柳昌彦(ニッポン放送アナウンサー)
パネラー:全講演者
17:25~17:30 閉会挨拶
平 朝彦(海洋研究開発機構 理事長)


チラシ[PDF:2.64MB]

お問い合わせ先:

独立行政法人海洋研究開発機構
(シンポジウムについて)
研究支援部 支援第2課長 村田 範之 TEL: 046-867-9600
(報道担当)
広報部 報道課 菊地 一成 TEL:046-867-9198