キーワード 「ミッション:深海1000mに命中させろ」

「ちきゅう」が掘削調査した沖縄トラフ熱水域は水深1000mの深海。実は地球の面積の約7割を覆う海の平均的な深さは約3800mもあります。つまり、ほとんどの海は太陽の光が届かない深海であり、地球における未踏の領域といえます。一番深い地点は、ご存知、マリアナ海溝のチャレンジャー海淵で水深10920mあまりにもなります。「ちきゅう」はドリルパイプを片道4時間かけて深海底に向けて降下し、水深1000mの調査地点へ数十センチというピンポイントでドリルを導きました。全長210mの船体から直径約30cmのドリルビットを深海底に降ろすというこの洋上でのオペレーションは、3階からヒモを垂らして地面を掘るというようなスケールになります。想像できますでしょうか?

ドリルは命中したのか?掘削調査の様子は「ちきゅうTV」でもお届け中!