動物プランクトンデータ
観測定点K2及びS1で実施された多段開閉式ネット(IONESS)による動物プランクトンデータ(バルクの動物プランクトン現存量、バルクの動物プランクトン群集の炭素・窒素含量(%)、左記炭素・窒素含量から算出されるバルク動物プランクトン群集のCN比)を掲載しています。
利用できる航海IDと観測期間
MR12-02 (Leg1:2012.6.4~2012.6.24/Leg2:2012.6.24~2012.7.12)
MR11-05 (Leg1:2011.6.27~2011.7.16/Leg2:2011.7.16~2011.8.4)
MR11-03(2011.4.14~2011.5.5)
MR11-02(2011.2.11~2011.3.9)
MR10-06(2010.10.18~2010.11.16)
MR10-01(Leg1:2010.1.19~2010.2.6/Leg2:2010.2.7~2010.2.24)
上記の航海IDで取得したK2,S1観測点における動物プランクトンデータを1つのexcelファイルでまとめてあります。

動物プランクトンデータのフォーマット及び分析方法について
Net ID: 多段開閉式ネットIONESSには計9枚のネットが付いており,このうち1〜8番ネットを使って層別採集を行っている。Net IDのうち,頭文字IはIONESSを使った採集であることを,数字は曳網日(yymmdd)を,アルファベットはその曳網日の何回目の曳網か(その日の1回目の曳網をA,2回目の曳網をB,・・・)を,ハイフン後の数字は何番ネットであるかを示す。
Stn: 測点名,K2またはS1
Day or Night: 昼夜いずれの曳網であるかを示す。
Date & Time: 船内時およびUTCで示す。
Location: 1番ネット開口および8番ネット閉鎖時の「みらい」位置をsojファイルから拾った。
Depth: 曳網深度(m)。
Filtering vol.: 各網の濾水量(m3)を示す。濾水量は以下の式で算出。
曳網距離×網口面積(フレーム角度で補正)×濾過効率(実測値:96%)
Dry mass: バルクの動物プランクトン現存量。1000m3あたりの乾燥重量(g 1000m-3)および曳網層内の1 m2あたり積算乾燥重量(g m-2)で示す。採集試料を船上で定量的に分割して凍結し,陸上研究室において60℃で乾燥した後に秤量した。
C, N contents: バルク動物プランクトン群集の炭素・窒素含量(%)を示す。上記の乾燥試料を粉末化させた後にCHN分析を行った。分析にあたっては酸添加を行っていないので,炭素はTotal carbonである。
C/N ratio: 上記データから算出される,バルク動物プランクトン群集のCN比。