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概要

MAT TOOLBOX 2018

粒子シミュレーションと地球・月の成り立ち地球と、そこに最も近い天体である月、その成り立ちを探るべく、研究者たちがやっている事とは?そして、コンピュータたちがやっている事とは?巨大衝突説の絵。まず、46億年程度前、原始地球(青)と、他の天体(橙)が衝突します(左図)。その結果、原始地球の周囲に、岩石が撒き散らされる事になります(中央図)。その後、撒き散らされた岩石は、一つにまとまり現在の月となります(右図)。地球と月の起源太陽系の中には、地球以外にも幾つかの惑星(例えば金星など)があり、多種多様な特徴を持っています。その中で、地球の特徴的な性質は、月という惑星に対して巨大な衛星を持っている事で、この月がどのようにしてできたのかが過去様々な研究者に注目の的とされてきました。いくつか提唱された月の起源の中で、もっとも受け入れられている仮説は、巨大衝突説と呼ばれるものです。この説によると、今から46億年ほど前に原始地球と他の惑星が衝突し、その結果地球の周りに岩石が大量に放出されます。この放出された岩石が重力的に引き合って一つの天体を形成したのが月だと考えられています。巨大衝突の大切さ先にも触れた通り、太陽系内に存在する惑星には、多種多様な特徴がありますが、その最たる例はもちろん地球にのみ知的生命体が存在しているということでしょう。さて、巨大衝突は大変苛烈な出来事であるため、その後の惑星の様子などを強く決定します。つまり、我々が今ここに生きているというのは、地球が巨大衝突を起こしてくれたから、という言い方も可能です。巨大衝突説の計算結果。中心に地球があり、そこに他の天体が斜めに衝突している様子が見て取れる。真ん中から右へと行くに従って時間が経過しており、岩石が撒き散らされていく。26宇宙物理