産業界へのアピールポイント
水中音響通信において、非定常のドップラーシフトに対応する
発明の概要
水中音響デジタル通信において解決すべき課題としては、マルチパス波による干渉、ノイズ、使用できる帯域の制限、送波器が発信できる送波レベルの制限などがある。その中でも、大きな問題となるのが、送信側、あるいは、受信側の通信装置(送信機、受信機)が移動することによるドップラーシフトの影響である。
本発明は、移動通信システムにおいて、ドップラーシフトの影響を効率的に補償する受信装置で、下記の構成より成る。
1) 受信信号のドップラーシフト周波数を推定するドップラー推定器11と、
2) 受信信号のキャリア周波数とドップラー推定器で推定されたドップラーシフト周波数とに基づいて、受信信号を検波する乗算器12
3) および検波された受信信号のシンボルを抽出するためのタイミングをドップラーシフトに追従できるように補正するタイミング補正器161を備え、
4) 検波された信号から、タイミング補正器によって補正されたタイミングで受信シンボルを抽出するシンボル抽出器14と
5) シンボル抽出器で抽出された受信シンボルからシンボルを推定し、判定する適応等化器15とを備える。
本発明は、移動通信システムにおいて、ドップラーシフトの影響を効率的に補償する受信装置で、下記の構成より成る。
1) 受信信号のドップラーシフト周波数を推定するドップラー推定器11と、
2) 受信信号のキャリア周波数とドップラー推定器で推定されたドップラーシフト周波数とに基づいて、受信信号を検波する乗算器12
3) および検波された受信信号のシンボルを抽出するためのタイミングをドップラーシフトに追従できるように補正するタイミング補正器161を備え、
4) 検波された信号から、タイミング補正器によって補正されたタイミングで受信シンボルを抽出するシンボル抽出器14と
5) シンボル抽出器で抽出された受信シンボルからシンボルを推定し、判定する適応等化器15とを備える。
図解画像

想定される用途
動揺の激しい小型船舶との音響通信など
関連特許
発明の名称
:
受信装置および受信方法
出願番号
:
特願2014-107513
公開or登録番号
:
特許第6360354号
出願日
:
2014-05-23