サンゴ礁のある海を未来へ残す人工増殖具

キーワード
サンゴの増殖、有性生殖、セラミック着床具
問合せNo
207
産業界へのアピールポイント
沖縄やインドネシアの海で増殖を確認
自然界のサンゴ(ミドリイシ属)の着生場所を模した増殖方法
サンゴ(ミドリイシ類)の生態を利用した増殖方法
増殖具は安価で大量生産が可能
発明の概要
サンゴ礁は海底の美しさを演出するのみならず、魚のすみかや産卵の場にもなり、海洋生態の環境を保っている。しかし近年は、地球温暖化や水質汚染などが原因によるサンゴの減少が深刻で、自然界を破壊せずにサンゴを増殖する技術が必要となっている。
サンゴ類のなかで,テーブル状や樹枝状の美しいものがミドリイシ属で、これらは雌雄同体で、その産卵から成長に至る過程は下記の通りである。
1)卵と精子が詰まったバンドルを初夏の満月の夜に一斉に放出する(一斉産卵)。
2)バンドルは水面に浮上して弾け、卵と精子が対外受精して大量の幼生になって海潮流によって広く移動拡散して適地(サンゴ礁の小さな穴)に着生してサンゴに成長する。
3)しかし、多くの幼生は適地に到着できずに死亡してしまう。そこで,着生適地の形を有する本発明の増殖具を一斉産卵の前に海底に設置して幼生を着生させ、そのまま海中で育成し、数センチに成長したものを移植再生に用いる。本増殖具は、自然界のミドリイシの着生場所を模した形で安価に大量生産できるようセラミックで整形する(図1(a))。使用時は上下に重ねて100個ほどを樹枝製ケースに装填し(図1(b))、海中に固定する。
図解画像
図1 サンゴ礁の人工増殖具の概略図
(a) 増殖具1個の大きさは,直径40㎜、高さ37㎜程度
(b) 増殖具は図のように重ねる
想定される用途
サンゴの増殖および再生
サンゴ礁海域の環境アセスメント
海藻類の着生
関連特許
発明の名称
:
サンゴ礁の人工増殖具及び増殖方法
出願番号
:
特願2001-256502
公開or登録番号
:
特許第3530838号
出願日
:
2001-08-27
発明者
岡本 峰雄
古島 靖夫