Chikyu Report
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「ちきゅう」に乗船したぜよ!2012年08月13日

堆積学者マサフミ・ムラヤマとして初めて乗船した「ちきゅう」。私が所属する高知大学海洋コア総合研究センターには、「ちきゅう」で採取したIODPなどの海洋コアの保管やそれらを分析する施設があります。そのため、今まで「ちきゅう」が高知に入港するたびに見学させてもらい、いつかこの船に乗って研究したいと思っていました。

今、その夢がようやく実現し、この記事を書いています。昨年の3月、この航海の出港4日前におきた震災の影響で、「ちきゅう」も被災し、この航海が1年あまり延期になりました。

日本が世界に誇る地球深部探査船「ちきゅう」には、研究者約30名、技術系スタッフ約20名と100名を超える船員さんや掘削クルーが乗船することができ、総勢200名に近い人々が、12時間交替で昼夜を問わず働いています。

そのため、船内での食事は朝、昼、晩、夜中と4回あり、バイキングスタイルで、もちろん果物、スイーツ、 飲み物 (もちろんアルコールは飲めない・・) なども盛りだくさんあります。食いしん坊の私にとっては嬉しい限りですが、太らないように気をつけています(笑)


美味しいバイキング形式の食事やスイーツ類(ついつい食べ過ぎてしまいます・・)


「ちきゅう」での生活は約2ヶ月に及びます。船内は閉鎖的な空間ですから、時々ヘリデッキで外の景色を眺めながら気分転換をしています。また、ジムにいって運動し、時にはジャグジーやサウナで汗を流してリラックスしています。この航海には、意気揚々とした若手研究者や大学院生が数多く乗船していて、活気に満ちあふれています。若手研究者として初めて米国の科学掘削船ジョイデスレゾリューション号に参加した、20年前の大西洋掘削航海を思い出し、懐かしさがこみ上げてきます。

私は年長さんになりますが(研究者としての気持ちはまだまだ負けちゃおれんが!)、今回は、若手研究者に負けないくらい元気に楽しく航海を過ごしていくつもりです。船上にいる私と同じように、皆さんもこのサイトで、わくわく、どきどきする研究成果を期待していてくださいo(^-^)o


船内にあるジャグジーやサウナやジム。皆ここで疲れた体を癒やし、運動不足の解消をしています。

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