巨大津波による三陸沿岸生態系の擾乱とその回復過程に関する研究(震災対応)

実施年度

2016

タイトル

巨大津波による三陸沿岸生態系の擾乱とその回復過程に関する研究(震災対応)

課題・テーマ

課題2 海洋生態系変動メカニズムの解明
代表機関:東京大学大気海洋研究所
テーマ3 震災に伴う沿岸域の物質循環プロセスの変化に関する研究
代表者福田秀樹
所属機関東京大学大気海洋研究所
所属部署国際沿岸海洋研究センター 沿岸保全分野
テーマ4 陸域由来の環境汚染物質の流入実態の解明
代表者小川 浩史
所属機関東京大学大気海洋研究所
所属部署海洋化学部門 生元素動態分野
テーマ5 物理過程と生態系の統合モデル構築
代表者田中 潔
所属機関東京大学大気海洋研究所
所属部署国際沿岸海洋研究センター 沿岸生態分野

調査内容

調査期間(調査頻度)
2016/11/10 - 2016/11/17
調査地域・海域
大槌沖、釜石沖、女川沖
調査種別
調査航海
調査概要
東北三陸海域にて、東北マリンサイエンス拠点形成事業に関わる研究者により、浮遊生態系および底生生態系を中心にした総合的な観測を行った。大槌湾、釜石湾、女川湾およびその東方海域の定点において 1.CTD観測及び採水 2.ノルパックネットによる生物採取 3.マルチプルコアラーによる堆積物採取 4. 生物ドレッジによる生物採取 5. ビームトロールによる生物採取 6. 全周型スキャニングソーナー及び計量魚群探知機による観測 7. LISSTによる海中粒子観測 を行った。

調査実施内容

調査地点図・航跡図・座標リスト
調査結果
本航海では東北マリンサイエンス事業にてモニタリングを行っている観測定点での調査を優先課題とする一方で、観測時間が許す限り三陸沿岸部を北上し、津軽暖水の採取を行うことが計画されていた。しかし観測定点でも観測中に数次にわたり見舞われた海況の悪化のため、北上するための時間が十分にとれなかったことから、大槌沖の観測線よりも北側に向かうことを断念した。

調査項目と取得データ

調査項目取得データ・サンプル
縣濁粒子ホログラフィ式水中パーティクル・イメージング・システム(LISST-Holo)よる海中粒子観測
プランクトンNorpac Twin による16測点。
魚探、全周ソナー全航跡上の魚探・全周ソナーデータ。
CTD16測点の深度、温度、塩分
採水CTD装着のニスキン採水器による16測点。
採泥Multiple Corerによる16測点。

関連情報

実施(調査)窓口担当者

担当者名永田 俊
所属機関東京大学大気海洋研究所
所属部署海洋化学部門 生元素動態分野

キーワード

実施年度2016
機関東京大学大気海洋研究所
調査種別調査航海
海域区分三陸南部
分野海洋物理 -> 水温
海洋物理 -> 塩分
海洋化学 -> 塩分
海洋化学 -> 溶存酸素
海洋化学 -> 栄養塩
海洋化学 -> 有機物
海洋環境 -> 栄養塩
海洋環境 -> 植物色素
海洋環境 -> 媒体:懸濁物
海洋生物・生態系 -> バイオマス
海洋生物・生態系 -> 対象生物:ウィルス
海洋生物・生態系 -> 対象生物:細菌
海洋生物・生態系 -> 対象生物:古細菌
海洋生物・生態系 -> 対象生物:菌類
海洋生物・生態系 -> 対象生物:原生生物
海洋生物・生態系 -> 対象生物:プランクトン
地形・地質・地球物理 -> 底質
地形・地質・地球物理 -> 堆積物