シロザケ卵に感染した卵菌類の多様性とその感染経路
実施年度
2014
タイトル
シロザケ卵に感染した卵菌類の多様性とその感染経路
課題・テーマ
課題3 沖合底層生態系の変動メカニズムの解明
代表機関:海洋研究開発機構
テーマ1 底層生態系変動解析並び環境影響評価
代表者
藤原 義弘
所属機関
海洋研究開発機構
所属部署
東日本海洋生態系変動解析プロジェクトチーム
調査内容
調査期間(調査頻度)
2014/11/25 - 2015/03/31
調査地域・海域
岩手県シロザケふ化場
調査種別
フィールド調査
調査概要
岩手県のふ化場から採取されたシロザケ卵に感染した水カビ(卵菌類)の多様性把握とその感染経路の特定
調査実施内容
調査結果
北日本の2つのサケふ化場において,遺伝子マーカーを用いて水カビ(卵菌類)に感染したシロザケ卵,ふ化水槽に用いる水,ふ化場内の空気から卵菌類を検出し分子同定を行った。感染卵からは7種の卵菌類が検出された。ふ化水槽用の水とふ化場内の空気からは,感染卵から検出された種を含む9種が検出されたため,これらの水と空気が感染経路となる可能性が考えられた。本結果は水カビの感染経路として空気を示唆する初の報告となる。水産養殖での水カビ感染に対する防御や殺菌に関して,養殖に使用する水だけでなく,養殖場内の空気についても今後考慮する必要があるかもしれない。
関連情報
関連する計画書
FY2014 シロザケ卵に感染した卵菌類の多様性とその感染経路
関連データ
卵菌類の核リボソーム遺伝子ITS2領域配列
実施(調査)窓口担当者
担当者名
大類 穗子
所属機関
海洋研究開発機構
所属部署
東日本海洋生態系変動解析グループ
キーワード
実施年度
2014
機関
海洋研究開発機構
調査種別
フィールド調査
海域区分
三陸南部
分野
海洋生物・生態系 -> 生物分類
海洋生物・生態系 -> 対象生物:原生生物