シロザケ卵に感染した卵菌類の多様性とその感染経路

実施年度

2015

タイトル

シロザケ卵に感染した卵菌類の多様性とその感染経路

課題・テーマ

課題3 沖合底層生態系の変動メカニズムの解明
代表機関:海洋研究開発機構
テーマ1 底層生態系変動解析並び環境影響評価
代表者藤原 義弘
所属機関海洋研究開発機構
所属部署東日本海洋生態系変動解析プロジェクトチーム

調査内容

調査期間(調査頻度)
2015/04/01 - 2016/01/08
調査地域・海域
岩手県シロザケふ化場
調査種別
フィールド調査
調査概要
岩手県のふ化場から採取されたシロザケ卵に感染した水カビ(卵菌類)の多様性把握とその感染経路の特定

調査実施内容

調査結果
北日本の2つのサケふ化場において,遺伝子マーカーを用いて水カビ(卵菌類)に感染したシロザケ卵,ふ化水槽に用いる水,ふ化場内の空気から卵菌類を検出し分子同定を行った。感染卵からは7種の卵菌類が検出された。ふ化水槽用の水とふ化場内の空気からは,感染卵から検出された種を含む9種が検出されたため,これらの水と空気が感染経路となる可能性が考えられた。本結果は水カビの感染経路として空気を示唆する初の報告となる。水産養殖での水カビ感染に対する防御や殺菌に関して,養殖に使用する水だけでなく,養殖場内の空気についても今後考慮する必要があるかもしれない。

関連情報

実施(調査)窓口担当者

担当者名大類 穗子
所属機関海洋研究開発機構
所属部署東日本海洋生態系変動解析グループ

キーワード

実施年度2015
機関海洋研究開発機構
調査種別フィールド調査
海域区分三陸南部
分野海洋生物・生態系 -> 生物分類
海洋生物・生態系 -> 対象生物:原生生物