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東北海洋生態系調査研究船「新青丸」

「新青丸」は、「東日本大震災復興関連事業」として、また、東日本大震災の地震・津波の影響で海洋環境が劇的に変化した東北沖の漁場復興に、大学等に蓄積された科学的知見を有効に活用するため復興支援のネットワークとして構築された「東北マリンサイエンス拠点形成事業」においても活用される船舶として建造されました。
東北地方の新たな発展に寄与すると共に、長きにわたり活躍し2013年1月に退役した「淡青丸」の後継船という意味も込めて「新青丸」と命名されました。

ミッション

東日本大震災で受けた大規模な自然変動及びそれに伴う生態系攪乱の実態把握と経時的な修復プロセスのモニタリング、生態系の修復及び変動に関わるメカニズム解明

特徴

「新青丸」は、アジマススラスター2基にダイナミックポジショニングシステムを装備し、多種多様な観測機器と可搬式研究設備を採用しており、東北沿岸・近海域においても、効率的かつ効果的に海洋環境観測、海底地形調査、海洋気象観測などの総合的な調査観測を行うことができます。

■主な機能

  • 海洋環境観測(水温、水質、流向、流速等観測)
  • 生物資源量の定量的測定(計量魚群探知機)
  • 海洋気象観測(風向、風速、温度、湿度、気圧、降水量、CO2等の観測)
  • 海底地形測定(マルチビーム音響測深装置)
  • 海底下浅部地層測定(音波探査による地下構造の把握)
  • 遠隔操作型無人探査機(ROV)による各種調査・作業
  • 海底地質サンプリング(ドレッジ、ピストンコアラー等)

主要目

全長 66.0m
13.0m
深さ 6.2m
喫水 4.5m(ソーナードーム含め5.0m)
国際総トン数 1,629トン
航海速力 12ノット(最大13.2ノット)
航続距離 約6,500マイル
定員 41名(乗組員26名/研究者等15名)
主推進機関 推進電動機(1,300kw×2基)
主推進器 アジマス推進器(2基)

研究者のための設備

■研究室
第1研究室 、第2研究室(ドライ区画、セミドライ区画、ウェット区画)、第3研究室(暗室兼用)、重力計室、CTD室、薬品保管庫、サンプル保管庫、ウインチ操作室

■船舶搭載観測機器(常時搭載されている機器)
気象海象観測装置、気象衛星受画装置(NOAA-HRPT,LRIT)、船体動揺船首方位測定装置(PHINS)、表面海水塩分水温計、計量魚群探知機・浅海用マルチビーム音響測深機、深海用マルチビーム音響測深機、全周型スキャニングソーナー、精密音響測深器(PDR)、パラメトリックサブボトムプロファイラー、多層式流向流速計(ADCP)、海底地殻変動センサー測位用送受波器、船上重力計、船上三成分磁力計、プロトン磁力計、CTD センサー・カローセル式採水装置、12L 採水器、ピンガー、トランスポンダー、XBT/XCTD 装置、海底音響測位装置

■可搬型観測機器(常時搭載されていないが必要に応じて搭載可能なもの)
クリーンラボコンテナ(20ft)、GPS気象ゾンデ放球装置コンテナ(10ft)、SCSエアガンコンプレッサー、MCSエアガンコンプレッサ

■船舶搭載観測ウインチ(常時搭載されているウインチ)
同軸ケーブルウインチ、CTD用ケーブルウインチ、中型観測ワイヤーウインチ、小型観測ワイヤーウインチ、磁力計ウインチ

■可搬型観測ウインチ(常時搭載されていないが必要に応じて搭載可能なもの)
大型観測ワイヤーウインチ、光電気複合ケーブルウインチ、クリーン採水用ウインチ、係留系ロープウインチ、トロールウインチ、ロープ巻き取りウインチ

主な経歴

2013年6月30日 JAMSTECに引き渡し
2013年

三菱重工業(株)下関造船所にて建造