2020年12月11日、グローバルカーボンプロジェクト(GCP) は世界の二酸化炭素(CO2)収支の最新の評価結果を公表します。世界の多くの研究者による観測や数値シミュレーションなどのデータを用いた総合的な解析により、GCPは、2019年の地球全体のCO2収支として、人為的なCO2排出量が11.5±0.9GtC yr-1、大気への蓄積量が5.4±0.2GtC yr-1、海洋によるCO2正味吸収量が2.6±0.6GtC yr-1、陸域によるCO2正味吸収量が3.1±1.2GtC yr-1であったと評価しました。また速報値として、2020年の世界の化石燃料消費によるCO2排出量は、COVID-19パンデミックの影響により、前年比で約7%の減少となる見込みであることを発表します。
この研究成果をまとめた評価報告書は、令和2年12月11日に国際学術誌Earth System Science Data (ESSD) 電子版で掲載されました。
詳細は国立環境研究所のサイトをご覧下さい。