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南海トラフ広域ゆっくり滑りリアルタイム観測のための東北海洋生態系調査研究船「新青丸」によるDONET2接続航海の実施について(第2報)

2024.01.11
国立研究開発法人海洋研究開発機構

国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和裕幸、以下「JAMSTEC」)は、令和5年12月28日より実施しておりました東北海洋生態系調査研究船「新青丸」(図1)の航海において、紀伊水道沖(図3)に設置した観測センサー(図4)とDONET2 の接続を計画どおり完了しましたので、お知らせいたします。

これにより、南海地震震源想定域において初となる「ゆっくり滑り」のリアルタイム観測を開始しております。

なお、今回の「新青丸」の航海については、1月11日で終了しております。

(参考)

南海トラフ広域ゆっくり滑りリアルタイム観測のための東北海洋生態系調査船「新青丸」によるDONET2接続航海の実施について(令和5年12月27日付プレスリリース)
https://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20231227_2/

用語解説

DONET1、DONET2
熊野灘と紀伊水道沖に展開された地震・津波観測監視システムのこと。海底に設置された地震計・水圧計で得られたデータが海底ケーブルを通じて陸上局へ伝送され、リアルタイムで観測することができる。JAMSTECが開発し、国立研究開発法人防災科学技術研究所が運用している。
https://www.seafloor.bosai.go.jp/DONET/

図1

図1 東北海洋生態系調査研究船「新青丸」

 

図2

図2 無人探査機(ROV)「ハイパードルフィン」

 

図3

図3 海域図

 

図4

図4 地球深部探査船「ちきゅう」で海底下約500m地点に設置した観測センサー

本研究のお問い合わせ先

国立研究開発法人海洋研究開発機構
海洋科学技術戦略部 報道室