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トピックス

福徳岡ノ場の噴火と海流による影響について(最新シミュレーション)

2021年 11月 16日公開
付加価値情報創生部門 アプリケーションラボ

・海底火山「福徳岡ノ場」の噴火に伴う軽石漂流に関する予測シミュレーション (最新版)

12月3日更新

更新情報は、アプリケーションラボのツイッターアカウント(APL_JAMSTEC)で随時発信していきます。
今後、原則として毎週火曜日、金曜日の15時を目安として更新を行う予定(祝日を除く)です。
予測内容に関する解説や詳細なシミュレーション条件等については、こちら(YouTube)を参照下さい。

【手法】

  • 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の軽石解析レポート(https://earth.jaxa.jp/karuishi/)で軽石があると判定された領域に、軽石と見立てた粒子をばらまいて、その後の動きを追跡しています。ダブルカウントを避けるため、2021/11/05判読以降の分布を使っています。粒子の数は判定領域の面積におよそ比例するようにばらまいています。
  • 粒子の追跡には海洋研究開発機構付加価値情報創生部門アプリケーションラボが開発した海洋予測モデルJCOPE-T DAを用いています。このYouTubeチャネルでは黒潮「短期」予測で用いています。水平分解能は約3kmメッシュ(1/36°)です。潮の満ち引きも計算しています。JAXAの衛星観測データなどを取り入れて現実的な海流を再現しています。
  • 粒子の追跡は人工衛星で軽石の位置が確認された翌日の日本時間9時(世界標準時間0時)から開始しています。動画で途中で粒子が突然現れる場合があるのはそのためです。
  • 軽石の動きは海流だけでなく、風にも影響を受けていると考えられます。どれくらい風の影響を受けているかは不確実なので
    黒点: 風の影響が無い場合(海流のみで漂流)
    青点: 風の影響がある程度有る場合(海流+ 風速の0.5%で吹き流される)
    赤点: 風の影響が強い場合 (海流+ 風速の1%で吹き流される)
    の3つのシナリオで流しています。
  • 2週間強先まで予測します。
  • 一つのシミュレーションを拡大域を変えて動画にしています。太平洋南岸と沖縄周辺の動画があります。

【限界】

  • ここで推定された軽⽯の検知箇所は,現地にて確認されたものでないため誤検知や,雲などにより海上の様⼦が確認できない場合は⾒落としていることがあります。
  • 以前の観測位置から流された軽石が後日の観測で判定されることでダブルカウントされる場合があります。
  • 海流や風の予測は後日修正される場合があります。特に風の予測の不確実さは大きいと考えられます。

【謝辞】

軽石の判定位置のデータは宇宙航空研究開発機構(JAXA)より提供を受けました。

【連絡先】

この動画を報道等に利用される場合は、海洋研究開発機構報道室 press@jamstec.go.jp までご連絡ください。

【免責事項】

解析結果は試験的に公開しているものであり、利用者が公開している解析結果等を用いて行う一切の行為に対して責任を負うものではありません。