人・自然・地球共生プロジェクトの研究開発委託事業の概要

環境分野(環境プログラム)



 地球温暖化、異常気象等の地球環境問題は、我々人類の社会生活と密接な関連を有し、重大な影響を及ぼす恐れがあることから、その現象を科学的に解明し、適切な対応を図ることが重要。このため、大学をはじめとした各研究機関等の研究資源を活用し、環境分野における研究開発を効率的に推進するため、以下の2つのミッションからなる「人・自然・地球共生プロジェクト」を実施するとともに、共通基盤的な技術開発を実施。


 大学を含む各研究機関の英知を結集し、また各種観測データを集約することにより、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)における第4次評価報告書に寄与できる精度の高い温暖化予測を目指した「日本モデル」を開発する。

 具体的には、以下の研究開発を実施。

 大気海洋結合モデルの高解像度化
  地球温暖化予測統合モデルの開発
 ■ 諸物理過程のパラメタリゼーションの高度化
 ■ 高精度・高分解能気候モデルの開発



 日本を中心としたアジア・モンスーン地域における陸水循環過程の解明に向け、大学を含む各研究機関が共同で高解像度の水循環モデルを開発することにより、将来の水資源・水災害の予測を目指す。

 具体的には、以下の研究開発を実施。

  広域水循環予測及び対策技術の高度化
  水資源予測モデルの開発
  水資源管理システムの開発