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9月27日(月)第836回潜航
観察者:布浦 拓郎 船長:大野 船長補佐:柳谷

本日の潜航はVai Lili Siteでの新たなが熱水噴出探しであった。起伏の激しい海底を見ながらの潜航で、潜水船はアップダウンしながら航走を進めた。ここの海底の岩石は目で見るより意外にもろく、潜水船が岩にぶつかると、壊れてしまって崩れ落ちるといった状態であった。たとえ潜水船が海底とぶつかってもサンプルバスケットには衝撃があまり加わらず、パイロットにとって少しは安心な海底である。

海底の尾根を観察しながら航走すると、黄色いマット状の物質が付いた海底が現れた。そこに新たな海水の揺らぎを発見した。これをシマリングと呼んでいる。ここに位置を特定するため、我々で作っているマーカーブイを設置した。これは次回潜航時に、同じ地点に来るための目印となるのである。視程が良ければ約30m先に設置しているマーカーブイも潜水船のライトに反射し、マーカーブイであると確認出来るのである。パイロットはこのマーカーブイを発見すると、心の中でホッと一息つけるのである。
本日の潜航では海底地形図の大まかな範囲を探索し、他の地点に熱水噴出orシマリングが無いということを確認し、16時19分 潜水船は1663mの海底をあとにした。




潜航前の調査機器確認

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