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9月30日(木)第839回潜航
観察者:鈴木 庸平 船長:櫻井 船長補佐:大野

昨日の潜航で、離底前にプルームが見られたため研究者も「今日こそは熱水が見つかるぞ」と期待が高まる中の潜航。
今日はいつもと違い潜水船が着水する前に母船周辺には、「いるか」が集まってきてくれ潜航を見守ってくれました。
残念ながら潜水船の中からは、いるかを見ることが出来ませんでしたが、初めているかの鳴き声を聞くことが出来ました。
水中通話機でいるかの話し声がとてもよく聞こえるのです。
「深さ100m」と報告すると、いるかも「クークー」と言って母船と一緒に「了解」してくれているようでした。

着底し、プルームのあった周辺の海底の探査を開始。
プルームがみられた周辺を、いろいろな角度から探査しましたがどこをさがしても熱水が吹いているところは見つかりません。
この周辺には熱水噴出口はない。どこか違うところにあるのではないか?と
潜水船内で打ち合わせを行った結果、500mほど南へ向かって航走し再度この周辺に戻ろうということになりました。
南側に向かって航走するには下り斜面のためまず、高度を30mほどとっての航走です。
ひたすら走っていくと、途中でプルームが見えてきました。
それもかなりの濁りでサンプルバスケットが見えない程。
この下には期待の・・・・がと胸躍らせ、気焦る自分を押さえながらもプルームを越えてから下降開始徐々に潜水船が海底に下りていきます。
そして高度10m 不思議なことに見えるはずのない海底が今右舷側に迫ってきています。
何だろうとよく見てみるとなんと「チムニー」でした。
ブラックスモーカーもみえます。
「あったー・・・・・」
調査潜航5日目にして、第一目標の熱水噴出口を見つけることが出来ました。
その後、採水・チムニー採取、生物採集等の予定作業を滞り無く終え、無事浮上開始。




潜航する「しんかい6500」を歓迎する、いるか達

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